2010-01-01から1年間の記事一覧

北原尚彦「死美人辻馬車」

死美人辻馬車 (講談社文庫)作者: 北原尚彦出版社/メーカー: 講談社発売日: 2010/06/15メディア: 文庫この商品を含むブログ (3件) を見る何の気もなく読書メーターで検索してたらいつのまにやら北原尚彦の新作が出てたらしい。 さっそく近所の書店を3件ほど探…

北原尚彦「首吊少女亭」

いつの間にか角川ホラー文庫からも出ていたらしい。 どうでも良いが毎回「首吊」が前なのか「少女」が前なのか迷う。というか少女首吊亭って書いて後で間違いに気付く的な。「少女首吊り亭」の方がゴロがいいし、字面的にもしっくりくるからなぁ。 それで読…

北原尚彦「霧幻帝都」

うーん。なんというか。 ラノベって思ってたらホラーで、ホラーだと思ったらラノベだったみたいな。 何言ってるかわかんねーと思うが俺もどういう事なのか分かんなかった あんだけ人が消えたり怪異にあったり(なんせ家の中にいても怪異に合うわけで)しかも、…

東雅夫/編「屍鬼の血族」

『屍鬼』の後に出版されたモンだから、てっきり単に名前借りただけの中身のないアンソロジーかと思ってたら、実は、『屍鬼』より前の1990年に「血と薔薇のエクスタシー」という名前で出版されていた物らしい。 その後、『屍鬼』が世に出てから「血と薔薇のエ…

北原尚彦「霧幻帝都」

突如としてロンドンの霧の中に現れた「緋色の霧」。その霧の現れるロンドンの至る所で怪異が起きる。人が消える、人が凍る、異形と化した動物が人を襲う。 その霧の原因を突きとめようとする在英日本公使館在駐のマキノと美術学校での友人ジェニングス。 霧…

屍鬼の由来

前々から不思議に思っていたのだが、一体何故小野不由美は「屍鬼」なんてひねりのない言葉を使ったんだろうと。 だって、「屍」の「鬼」なんて余りにもまんま過ぎて厨二病患者ですら使わないような工夫のない言葉じゃないのかと。 一応、「屍鬼二十五話」の…

うーん

なんでそっちから来るかなぁ。 自分が何回かそこ経由で設定変更とかしたせいかと思ってたが、そこら辺に手をつけなくなった一昨日辺りからも引き続きアクセスがあると……。こっち経由であっち行ってんのかね。 アナリティクス使えるようになったら徹底的に調…

屍鬼の血族

最初の小泉八雲の「屍鬼」に関する言及や江戸川乱歩の「吸血鬼」はまあ、参考にはなるし、柴田錬三郎の「吸血鬼」もまあまあの出来だが、以降の短編がなんかどれもそれほど面白いもんでもなくて、吸血鬼アンソロジーとして見た場合はそれほど出来のいいもん…

ドラキュラの客

ドラキュラの客作者: ブラムストーカー,Bram Stoker,桂千穂出版社/メーカー: 国書刊行会発売日: 1997/04メディア: 単行本 クリック: 7回この商品を含むブログを見る ドラキュラの客 なんかドラキュラの家に行く途中でああいう目に遭ってたと思ってたら、たん…

届いた本

櫻憑き 屍鬼の血族 異形コレクション読本 人間の手がまだ触れない 「屍鬼の血族」が予想外にでかい。というか、東雅夫だから文庫本か新書サイズか、よくてもソフトカバーだと思ってたらハードカバーでやんの。よくこんなチープなタイトルをハードカバーで出…

ドラキュラの客

なんだいこの翻訳は……たまげたなぁ……。 以前読んだことのある子供向けに翻訳された「四つの署名」の古い古い本並みのひどさだね。新装版に際して訳に手入れ入れてもこのレベルってどういうことよ?まともな日本語書けないんだろうか? 確かに訳者のあとがき…

異形コレクション綺賓館 櫻憑き 悪の教典 異形コレクション 憑依 異形コレクション讀本 屍鬼の血族 人間の手がまだ触れない 「讀本」読めるのかなー。大丈夫かなー

あー

まずいな。 あの漢字が読めないのかって冗談のつもりだったんだが、本当に読めないんだ。 じゃあ、これからは読み仮名もつけとかないと正確に伝わらないのか。 あ、めんど

「屍鬼」

『屍鬼の血族』、なんていかにも『屍鬼』のネームバリューにあやかろうとしてるのがまるわかりな本を見つけて、 読む気はさらさら無かったのだが、『屍鬼二十五話』と『屍鬼』の屍鬼って大体同じモンだよってな風な紹介してあったので、そんなわけねぇだろと…

永久戦争

地球防衛軍 「最後から二番目の真実」の元短編らしい。 あの手の短編を長編化した作品は、短編の方読んでることを前提に書いてる節があるよなー。なんで、いきなり長編読むとワケがわからんくなる。 傍観者 へー。あちらさんは政治問題に感心持つのが普通か…

異形コレクション43 怪物團

「怪物」という言葉は最近人に対して使われるようなことが多いようで、それに対して本当にクリーチャー好きな井上が黙っちゃいなかったということらしい。 でもなー、怪物テーマなら「怪物」か「モンスター」でいいわけで、ここでわざわざ「團」(団)とつけた…

タップ

そういえばどこかの馬鹿が「異形コレクションはラノベ好きにもおすすめ」とかタチの悪いジョークとしか思えないような妄言吐いてたね。異形に参加してる作家にはラノベ出身者も多いというのがその理由らしいが、 あの手のオタクってのは物語がハッピーエンド…

漫画版「屍鬼」

まあ、いきなり漫画版から入ると「このキャラデザはねーよ……」と思ってしまいますわな。何せフジリューのあの眼のデカいとんがったキャラはほんと90年代に置き去りにされた遺物の一つに数えてもいいわけで、しかも、ホラーという属性にはあまりにもしっくり…

akinator

屍鬼の登場キャラでアキネーターやってみたけど、 尾崎敏夫と室井静信はひととおりの質問で出てきたけど、武藤徹とか、沙子はなかなか出てこない というか沙子出て来ないんで、質問後のキャラ選択でやっと御目見得するという様な状況。 武藤徹は小説と漫画で…

小野不由美「屍鬼」5巻

えーいよいよクライマックス。というか、この巻でやっと人間側が吸血鬼を倒すために立ち上がるわけです。 まあ、この本の吸血鬼ってなにも超人的な力があるタイプのやつじゃないからなぁ。一度人間側が立ち上がってしまえば、そこからはなし崩し的に。昼間寝…

小野不由美「屍鬼(3)」文庫版

今巻は比較的薄いので割と早く読めました。でも次回以降は前巻と同じぐらいの厚さあるんだよね…… いきなり敏夫がこいつは吸血鬼の仕業だと言いだして、静信がビビる。敏夫が病理学的にいちいち説明していって、結局死ぬメカニズムは吸血されたのが原因と言う…

小野不由美「屍鬼(2)」文庫版

2でございます。確かに言われてるとおり2巻以降は1巻時よりも進むスピードは早くなってる。でも事態はそんな急展開ってワケじゃないのよね。 なんせ本論である吸血鬼の存在にまだ誰も気付かない。一巻分丸ごとどんどん人が死んでいくって展開なだけ。その上…

小野不由美「屍鬼(1)」文庫版

アニメ化してからどうにも興味が止まらなくなったので、意を決して読みはじめる事に。 漫画化した辺りでも一度読もうとしたのだがなんとも読みにくさに辟易して途中で抛りだしていたのである。 正直数行読んでもそこまで興味を掻きたてられる様な代物ではな…

異形コレクション38「心霊理論」その2

タイトルでオカルト臭さ充満してたけど、読んでみると意外に「幽霊は自己の認識の中に存在する」というスタンスの物が多くて、所謂「霊的なエネルギー」とかいうオカルトじみた物はそんなに多くなかった。 八杉将司「俺たちの冥福」 クオリアを軸にした幽霊…

異形コレクション38「心霊理論」その1

春日武彦「ブラジル松」 小中千昭「共振周波数」 十年前の深夜アニメって「lain」ですか…… 斎藤肇「屋上から魂を見おろす」 言ってる事は大方の認識としてあってるけど、 文章の所為かやたら厨二病臭く見える 福澤徹三「憑霊」 柄刀一「古き海の……」 柄刀一…

エヴァ:破

見てみたけど。 ネット上で言われてるほどTV版との差がないよね。 新キャラは出てるけど、なんか異質すぎて蚊帳の外気味。というか直接的なストーリーにはほとんど絡んでこないと言うか。 初っ端に仮設五号機に乗って使徒との戦闘やってるとこは良かったんだ…

手斧が首を切りにきた

確定 手斧が首を切りにきた 交換殺人 地下室の殺人 やさしい死神 心霊理論 「怪物團」が相変わらず無いのは團の字が読めないからじゃなかろうな

なんというか

なんで新潮文庫のディック短篇集は面白いのばっかりなんだ? 現在手に入る早川書房のや、東京創元社の物よりも面白いものが集められてる。 新世代 まあ、こういうのやったら絶対親が自分の子供に会わせろって訴え起こしまくって、すぐにこんな制度崩壊しそう…

うーn

GoogleChromeの拡張にUnMHT Opera/Safari版をインストールしてみたが、 ローカルのmhtファイルをD&Dしても、ファイル保存ダイアログを開くだけで、表示してくれない。 Chrome側のファイル対応が問題なのだろうか。

アントニィ・バークリー「ピカデリーの殺人」 P.K.ディック「悪夢機械」 チタウィック氏って確か「毒入りチョコレート事件」に出てなかったっけ? ディックの悪夢機械ってタイトルは短篇集のタイトルであって中に「悪夢機械」という短編があるわけではない。