「探偵のAI」その1

SFでやったほうがよかったんじゃないの?


なんか読んでて「ん?」って言いたくなる描写多いな。
一番突っ込みたくなるのが、推理小説をデータとして取り込んで学習したAI側が、事件のトリックに関して「面白い」と発言したことに関して「非人間的でいかにもAIらしい」
とか言ってる点。いやむしろ推理小説なんぞ読ませたからそんな発言してんだろって言いたくなるわ……。ていうか実在の事件の捜査資料よりも推理小説を読ませるってのがまぁ……。フレーム問題の解決になるんか?確かにおかしな想定が多いけど、麻耶雄嵩推理小説なら普通に登場しそうだよねストーブ型ドローンとか。


ていうか、PCとスマホのOSを行き来できるようなマルチプラットフォーム作れる未来の状況でそれ想定しないほうがおかしいっていうか……。逆に問題狭めすぎじゃないのかと思うんだが……
て言うか、麻耶雄嵩とか清涼院流水あたり絶対読ませてないよな。
想定的にSFならありかなぁと思えるけど推理小説ではあんまりファンタジーっていうか、ラノベ臭い「人間と会話できる少女のAI」って出されるともうそれだけで、なんというか萎えるというか。直前までのディープラーニングの説明まではよかったんだけど人格のあるAIみたいの出てきてからは萎えてしまった。事件の推理をするAIって研究より、対人として不自然でないナチュラルな会話できるAIの技術のほうがよっぽど高度な気がするんだが……。

まあ一章は普通に読めたんだけど、最後で何かいかにも悪の秘密結社って感じの連中登場してからは続きを読む気がうせてしまった。
やっぱり新潮文庫nexだなぁ。

DMMブックスのセールで買った電子書籍

DMMブックスで電子書籍全商品70%オフクーポン(初回100冊限定)配布をやっていたので、この機を逃さず4万ほど買いました。

たいていは変な付帯条件付けて限定的な割引をするけど今回のこれは範囲広いし、割り引き率もそこそこ良いので買い。DMMブックスにある電子書籍という条件があるけど


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4万というのは小説にしてはちょっと少なすぎるか?まあ、10万は割引してあるんで結構安くなってるよね。

コナン・ドイル

シャーロック・ホームズ全集 全9巻合本版

サンプル読んだ限り詳細な注釈ついてそうだからと思わず入れた

シャーロック・ホームズの古典事件帖

明治時代あたりのホームズ翻案作品

コードウェイナー・スミス

人類補完機構全短篇

もう読まないのわかりきってるけど一応所持することに価値がある的な。表紙良かったんで欲しかったんです

ジェイムズ・ティプトリーJr

あまたの星、宝冠のごとく

ティプトリーJr。うーん。今更感。とても買う気にはなれないけど中身は気になるという系統


井上真偽

その可能性はすでに考えた

探偵が早すぎる 上下合本版

最近の中では比較的当たりなんで

P.G.ウッドハウス

合本 ジーヴズの事件簿

ほかのP.G.ウッドハウス作品も探したけど残念ながらなかった

ジョン・ル・カレ

寒い国から帰ってきたスパイ

スパイたちの遺産

ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ〔新訳版〕

うーんまぁ、寒い国からは名作だけどほかはまぁ微妙って評価だけど

虚淵玄

アイゼンフリューゲル

鬼哭街

今更虚淵玄……とか言われそうではあります

アンソロジー

明治探偵冒険小説集

怪奇探偵小説傑作選

あと一つ、怪奇探偵小説「名作」選がシリーズとして存在してるはずなんだけそっちはない。
まあ、多分DMMの担当者が「傑作」と「名作」の違いに気づかずに同じものやろって思って入れなかったんでしょうね

オースティン・フリーマン

ニュー・イン三十一番の謎

オースチン・フリーマンの新作(?)
オースティン・フリーマンは表記でそれぞれ別の作者認定されてて作者ページが複数作られてるのよね。

大滝啓介

翻訳家の蔵書

エヴァンゲリオンの夢 使徒進化論の幻影

こんなものまで売ってるなんて驚きだね

神林長平

先をゆくもの達

神林長平

北原尚彦

初歩からのシャーロック・ホームズ

果たしてこんなものがいまさら必要か?とも思われますが逆にここに書いてある内容で知らなかったら恥ずかしいんでまぁ

シャーロック・ホームズの蒐集

パスティーシュパスティーシュはどれもコレジャナイ感が凄いけどこれはどうなんだろうなぁ

初版 金枝篇

出た…金枝篇

【自己紹介】はじめまして、バーチャルCTuber真銀アヤです。

作者名見てみたら「最初にして最後のアイドル」の作者だった。またグロ系か壊れるなぁ

ジャック・リッチーのびっくりパレード

ジャック・リッチーのあの手この手

持ってはいるけどカートを埋めるものとしてほかに浮かばなかった。
マリー・コレリの「ヴェンデッタ」あたりがあればよかったんだけど

小林泰三

失われた過去と未来の犯罪

安楽探偵

お待たせ安定の小林泰三

代表取締役アイドル

未来からの脱出

杜子春の失敗〜名作万華鏡 芥川龍之介篇〜

とりあえず読んでなかったぽいんで

ドロシイ殺し

単体扱い

ティンカー・ベル殺し

クララ殺し

この二編だけ「メルヘン殺し」というシリーズに入っていて、ドロシィ殺しとアリス殺しは別シリーズ扱い。
どうなってんの?


ポオ収集家

ロバートブロック。まあ


いま見てはいけない デュ・モーリア傑作集

本屋で見かけたら欲しいと思うけど買わないだろうな系の本

マーダー・アイアン絶対鋼鉄<新装版>

売ってないんで何らかの手段で入手したかったもの

ネクロスコープ

タイタス・クロウの事件簿がなぜかなかった

小松和彦の「異界と呪いと神隠し」【3冊 合本版】 「神隠しと日本人」「呪いと日本人」「異界と日本人」

なんかこう、本棚見てたらふと小松和彦の本が目に留まったので適当に

探偵AIのリアル・ディープラーニング新潮文庫

犯人IAのインテリジェンス・アンプリファー―探偵AI 2―(新潮文庫

この二つシリーズっぽいのに、別々なんだよね、1は単作扱いで2は探偵AIってシリーズの作品になってる
DMMの分類無茶苦茶だな…

日本SFの臨界点[恋愛篇] 死んだ恋人からの手紙

日本SFの臨界点[怪奇篇] ちまみれ家族

この二つも非シリーズ扱い

フレドリック・ブラウンSF短編全集

こんなもの出てたのか……

真っ白な嘘

シカゴ・ブルース

SFじゃないんで


ぜんしゅの跫

ししりばの家

などらきの首

ずうのめ人形

ぼぎわんが、来る

ようやくそろえられた…

恐怖小説キリカ

名作だけど一度で十分と思わせられる作品

ひとんち〜澤村伊智短編集〜

予言の島

同じ作者の作品


殊能将之 未発表短篇集

今回一番の目玉

友達以上探偵未満

安心の麻耶雄嵩。化石少女系かな?

あぶない叔父さん(新潮文庫

麻耶雄嵩。児童向けの雰囲気出してるけどどうなんでしょうね

ついてくるもの

犯罪乱歩幻想

逢魔宿り

黒面の狐

白魔の塔

三津田信三のうちまぁ、実話系の気持ち悪い雰囲気出してないものを。
そういや、「作者不詳」の講談社ノベルス版は電子書籍にもなってないのかな?ある意味貴重だなあれ
相変わらず複数人説を唱えたくなるぐらい質がブレブレですなぁ……

夢見る猫は、宇宙に眠る<新装版>

こっちは売ってあるのに「Delivery」は無いんだよねぇ

躯体上の翼

表紙で何か惹かれるものがあったらしい

文学少女対数学少女

タイトル買い?

100年後も読まれる名作 (2) かがみの国のアリス

カラー版のほう。

乙女の本棚 9 外科室

乙女の本棚 8 夢十夜

乙女の本棚 6 瓶詰地獄

乙女の本棚 6 瓶詰地獄

乙女の本棚 5 押絵と旅する男

乙女の本棚 4 檸檬

乙女の本棚 2 猫町

人間椅子(乙女の本棚)

魔術師(乙女の本棚)

死後の恋(乙女の本棚)

10まではシリーズ扱いなのに、以降は単品扱いなのはなんででしょうかね?

小説 ブラック・ジャック

瀬名秀明……なぜこんなものを……。異形コレクションの短編はそこまで面白いもんでもなかったんでうーん。

ID-0

菅浩江ID-0ノベライズ
一体どっちが発案?のプロジェクトなのかまぁよく知らないけど一応ね

ドイル傑作集 全8巻 合本版

なぜわざわざ、あの新潮社版を?
ま、なぜってほかの出版社のドイル傑作集がなかったからですね。
でなきゃ、ページ数の都合でシャーロック・ホームズ短編集から数編削るような会社の本をだれが買うもんか

スケアリーストーリーズ 怖い本 ギレルモ・デル・トロアンドレ・ウーヴレダルの世界

原作無いかと思ったんだけど、DMMには置いてないみたいね
映画はアマプラに来てないので相変わらず見れていない

なんでもない一日 シャーリイ・ジャクスン短編集

ちょっと紛れ込んでた。表紙は良い。
生本買ってしまいそう

「わざと忌み家を建てて棲む」その2

解決編のない「作者不詳」

わざと忌み家を建てて棲む

わざと忌み家を建てて棲む

なんというか、幕間で若干のミステリじみた視点からの解釈?解決編らしきものはあるが、最後の以外はちょっとした気づき程度のもので、スッキリ解決するようなものではないのが残念

幕間(1)

頭三会の帰りに出くわした怪異のような現象の話。まあ、単なる気の所為とかでしょってギリギリ言えるレベル。
しかしまぁ、前から見たら白、後ろから見たら黒の怪人ってまるで江戸川乱歩のD坂の殺人事件みたいだな。
次の記録読んである間になんか怪奇現象が起こるかもしれないよというありきたりな警告が入る

赤い医院

まるでボイスロイドホラーゲーム実況。
烏合邸の一つである赤い医院の探索を依頼された女子大生の録音記録を書き起こしたという体のストーリー。

ただまあやってることは要するに実況動画の音声のみの版みたいな感じで、生の人間のやる実況動画だととにかく騒がしいのだが、これはわりかし状況説明をしてるんでボイスロイド実況の方に近い感じがしますね。
はっきり言って屋敷が入り組みすぎてて今どこをどう通ってんのって言いたくなったり隠し部屋がある辺りもうホラーゲームじみてるよねっていう。
結局この主人公は怪異「黒い人影」が三人ぐらい出てきて囲まれたせいでDead Endになったようです。

前回まで屋敷の色に合わせて黒だの白だの言ってた割に赤影が出てこなかったね。

幕間(2)

前にやったみたいに、うちに怪異がやってきた系のお話。
うーん。作者不詳みたいに完全ファンタジーでやってくれるんならお話として面白いが、作者が実際体験しました!みたいなテイストでやられるとクソ萎えるよね。
テープはぶっちゃけダビングして、何分から何分まではどこどこの業者、その後何分から何分までは他の業者。みたいに分割して発注したらええんちゃうって思うんだけど。
ていうかそうでもしないとできなくないかこれ?
とりあえず全部聞くとなにかが来るなら、全部聞かずに途中までとか途中からとかなら問題ないんちゃう?
それにしても作者は昔編集業をしていたらしいが、やっぱりそういうオカルト系の編集してたんだろうか。

青い邸宅

超心理学者を名乗る研究者が烏合邸の洋館で怪異を体験する話。
温度感知センサーとか使ったりそれと連動して自動でシャッター切るカメラとかまた典型的に胡散臭い感じ
それにしても写真には撮ったときには出てこないけど、時間が経過すると足跡が映るってのは証拠としてどうなん?みたいな気がするんですが。
下手すると発表してるときになったらまた足跡や足音消えてるって可能性大なんだが。

オチというか霊媒の正体とかは誰でも感づくホラーかなぁ。別に悪くはないけど。
てっきりこのサトオって同作者の他の短編とかに出てくる登場人物でしたみたいなオチと思ったのに。

終章

4つ全部終わったのでこれ本にしようねって話。
にしても住んだ住人の記録4つしかないのか。もうちょいたくさんありそうな気がしてたんだが。名前的に


あとは、白い屋敷の縁側から玄関まで行って出たって描写がおかしいとか言う指摘があったり。
あれやっぱおかしな描写だったんだ。この作者によくある説明下手な地の文のせいで矛盾した描写になってるんだと思ってた。
が、この手のおかしな描写の指摘はこれっきりで全体の矛盾点をつくとかいうのはなかったな。
烏合邸の真ん中にもう一つ部屋があったんなら、黒い部屋の子供が言っていた烏合邸の真ん中にあった目玉みたいなものの正体もわかりそうなんだが。
結局黒い部屋の8月以降の描写の謎も匂わせるにとどまってて烏合邸が崩壊したのかどうかも謎という。
うーん下手にカタストロフ入れないほうがいいこともあるけどね。描写が下手だとがっかりすること多いし。

あとは赤い医院を書き起こすときに怪異が起きるので業者に発注したとかの話。と青い邸宅読んでるときの怪異回避をどうするかって話。
うーん。描写見てるとやっぱどこにいても無駄臭いよね。
怪異から逃れるにしても閉鎖空間であればあるほど大抵は怪異側の思うつぼみたいな感じになるし。
今回わざわざ間接的に訪ねてきてるわけだから、人間を壁に使うのが一番手っ取り早そうだよね。もしかしたら烏合邸も人間を盾にして真の住人を怪異から守るための屋敷だったのかもしれないね

「わざと忌み家を建てて棲む」その1

レトルト使えるんなら昭和43年以降は確実では

わざと忌み家を建てて棲む

わざと忌み家を建てて棲む

序章

ここから話される数編の怪奇掌編のきっかけの部分。
編集の三間坂の実家への奇妙な訪問者をきっかけに蔵から発掘された2つの日記?に関わっていく三津田信三と編集三間坂という導入。「作者不詳」じみてるね。
この日記に搭乗する烏合邸というのが幽霊屋敷を合体させて作ったとか言うなんとなく「13ゴースト」を連想させるような建物。
製作者はこの屋敷を作って人を住まわせてどんな怪奇現象が起きるかを観察していた模様。
作ったやつの意図がこれから解説されるのかどうかは不明。
「ねじの回転」に関する記述がある。実際面白いのかねあれは……。「ホーンティング」の原作小説に登場するセリフがなんだか意味深に出てくるが現段階では大して怖いセリフにも思えない。まあ、ホーンティング自体も対して怖くないと言うか…面白くはなかったんで…

黒い部屋

烏合邸の黒い部屋に引っ越してきたシングルマザー親子の日記。
短編だけにメリハリあってダラダラ続かないので割と面白いが、かなりの謎が放置されたまんま終わる。最後は崩壊して終わる
住むとその期間に応じて報酬が支払われるという烏合邸にやってきた親子とその周りで起こる怪異の話。
 
途中で幽霊らしき女の子がいきなり現れて、母親はこれを自分の娘だと思いこんでるって描写があるが、そもそも増えたのは本当に娘の方なんですかねぇ……後々の描写見ていくとこんなところで子供がおとなしくしてるはずもないから相当嫌がってたりするんじゃないのか?

白い屋敷

白い屋敷に住むことになった小説家志望の話。
前作で親子の住んでた部屋が黒焦げのマンションの一室だったことが明かされる。
まあそりゃタダシくんも嫌がるよね。
それはそれとしてそんなとこ住んでたら手足どころか全身真っ黒にならんか?子供の方は手足だけじゃなくて胸尻も黒い墨ついてたらしいし。どうやったらつくんだそんなトコ
白い部屋は名前と違って古い日本家屋。土間かまど付き。そこにガスコンロと炊飯器おいて生活してるって状況。
水道通ってんの?というか、そんな古い家に網戸とかあるの?
出てくる怪異は玄関からくる白い影、夜になると座敷を動き回るアザラシみたいなの。あと藁船
途中のある描写が「シャイニング」かな?と思ってたら終わりにほんとにそんな感じになってんな。

幕間(一)

途中
いやー今どきはネットに同じアイデアないかググってから始めるらしいしそれはないでしょ~。
日記の書かれた時期とかに関する考察とか愚痴系。
しかし、この屋敷が実在するって前提で話してんのには参るね。まあ、残穢的なのと考えるとこのノリもわかるが。
しかし年代特定となると面倒くさいというかそれ必要なんだっけ?とも思う。
あと作中の屋敷は実在するアピールも別にいいかな……
そもそもこの2つの日記が同時期のものだって証拠はないしな。たまたま似た環境があったみたいなオチも可能だし。
それにしても火災のあった団地の一室を持ってきたってどうやったんだろうね。
子供に対する虐待に関してやたら嫌悪感を持ってる描写があるが、これは「ホラー作家の棲む家」の一家殺害事件の犯人が三津田信三だったことに関連してるんかね(無罪アピールとか罪悪感の表現的な)

黒い部屋のは実は怪異なんかなくて、あの母親がおかしくなって二人いる子供の片方を認識しなくなってるとか、虐待してるとか。あえて書いてないとか可能性ありそう。なんだけど取りあえず家の仕業みたいな方向に行ってて残念だな。
白い部屋の方は完全に怪異実在する臭いからホラー系統になるね。
インスタント食品って言葉がでる辺りからするとチキンラーメン発売以降の昭和33年以降か
そもそもチキンラーメンばっかり食うなんて無理だからとレトルトまで含めると昭和43年以降となるかな

「マーダーボットダイアリー上」その1

人間と機械のハイブリットロボットが海外ドラマ見る合間に人助けしたりしなかったりする話

あんまり見たことのないタイプのSFだな……

システムの危殆

一人称が「弊機」で「マーダーボット」を自称する警備ロボットの話。(この一人称、兵器とかけてるのか?)
とある惑星への調査へ向かった連盟の調査チーム。調査中に地下からの謎の人食いワームが現れ、調査員一人がさらわれる。このときはマーダーボットのおかげで事なきを得たが、これをきっかけに、調査用マップの不備、キャンプ地を統括するOSへのハッキング、移動用ホバークラフトの自動操縦が切られるなどの未知の敵からの攻撃を受けていたことが明らかに。更には別のキャンプ地にいたチームとも連絡が取れなくなるという事態が発生。
別キャンプ地へ向かうもそこには調査員の死体とハッキングされて攻撃を仕掛けてくる警備ロボットが待ち受けていた。危うく主人公のマーダーボットもハッキングされそうになるがどうにか回避してもとのキャンプ地へと戻る。
マーダーボットとの相談の上、キャンプ地を放棄してほかへ隠れることにして敵を待ち受けていたが、敵からの誘いを受ける。敵地へ行ったところでなんとかハッキングされたふりしたりして制圧して、無事外縁軌道上からの救助隊によりチームは無事救助された
その後チームの主任の判断によってマーダーボットは買い取られ、保証会社から自由になり、自分たちの国へ来ないかと誘いを受ける。
調査惑星での諸々の出来事を称えるセレモニーの最中にマーダーボットはこっそり会場から抜け出し、他のロケットへ搭乗するのだった

うろ覚えだけどそんな感じだったか。
基本的にマーダーボット視点でこれらが描かれる。
結局調査隊を邪魔しようとした奴らの意図とか何者であるとかの詳細は明らかにならなかったな。
短編集?なんでこのあともう一編あるがそちらは未読。まぁ…そこまで続きが気になるものでもないかという印象。
敵の正体は後で明らかになるのかと思ってたけど特にそんな描写はなかった。なんだったんだろう。

マーダーボットが自分を「殺人機械(マーダーボット)」と呼んでいるのは、過去にゴーストハックされて警備対象を大量殺戮してしまったことに由来するらしい。
統制モジュールなるものをハッキングして、人間の命令を無視できる様になっているらしいが、この統制モジュールなるものがどういうものかは特に解説されない。外部インターフェイスとか見たいな感じかな。
外見は人間のようだが中身は機械っていうターミネーター式なのかと思ったら、思考部分には機械と生体モジュールの両方が関わってきているようで、AI+人脳みたいなややグロテスクな警備ロボットのようだが。その割に外形の生体部分を破壊されてもケロリとしてるね。
事件起こしてからはしばらく倉庫に保管されてたらしいが、生体部分あったらすごいメンテナンス大変そうなんだけどどんな保管のされ方してたんだろう

アーサー・C・クラーク「2001年宇宙の旅」その1

映画見てから読むのが正解

にしてもダサい表紙だな・・・・・・
原題を全面に押し出したほうがまだマシなんじゃないかな。フォント選びのセンス的にも
 
以前に読もうとして冒頭から挫折して放置しておいたのだが、映画も一応見て、あの結末の意味が本だとちゃんと書いてあると聞いたのでリベンジしてみることにしました。
昔は映画見る前に原作読むのが正義と思っていたからこれも映画見る前に読もうとしたのだが、これが失敗だった。難解過ぎるので映画のビジュアルの助けがないとなんかあまり乗れない。
しかし、今はまぁアマゾンプライムあたりですぐに見れるけど、それまでの20年ほどはどうしてたんだろうねみんな。レンタルして見てたのかな。正直、映画見ずにいきなり小説から入るのは無理無駄無謀というか……しかしレンタル店にはなかなか置いてなさそうなんだけどな。「1984」すら置いてないし。本当にどうしてたんだ。

夢野久作「死後の恋」

解釈としてはお化けとか幽霊落ちなのかね

死後の恋 (立東舎 乙女の本棚)

死後の恋 (立東舎 乙女の本棚)

  • 作者:夢野 久作
  • 出版社/メーカー: 立東舎
  • 発売日: 2019/12/19
  • メディア: 単行本

落語調なせいか「あっ、消えた」とか「こんな顔だったかい?」みたいな落ちにしか思えんのだが…‥イラストもなんかそんな感じだし…‥

同シリーズの「瓶詰地獄」の方はいろいろ新しい発見者有ったから買ってみたけど、今回は特に新しい解釈とかは見つからなかったな‥…

瓶詰地獄 (立東舎 乙女の本棚)

瓶詰地獄 (立東舎 乙女の本棚)


話としては落語風な語りで、語られるとあるキチガイの体験談。
話としては、一緒に軍隊にいて仲良くしてた奴が実は女だったんだけど真相知ったのが、その女が敵軍にレイプされて殺された後だったという話で。
いわゆる、おまおんNTR
結局、死後の恋とか言ってるのは膣に撃ち込まれた石ころを宝石と勘違いして後生大事に持ってるあたりかね。
最後のやりとりからしても宝石ではないっぽいよね。実際のところは友人がレイプされて殺された死体を見てしまった辺りで気が狂ってしまったのでは?

追記

今のタイミングで「死後の恋」出したのは何でなんだろう?もしかしてFGOでアナスタシアが出たからか?とちょっと考えたが、元々有名タイトルなんで「乙女の本棚」にぴったりだと思ったに違いない。中身はあれなんだが……

ところで最後の
「ああッ……
アナスタシヤ内親王殿下……。」
だが、最初読んだときは「え?誰?」「なんか急に知らんキャラの名前が出てきた」「誰だよアナスタシア内親王殿下って」となったのだが、
とある解説によると、アナスタシア皇女のことらしい。
ja.wikipedia.org
最後のロシア皇帝ニコライ2世の娘で要するに第4皇女。最後は革命軍によって家族揃って銃殺されたという。
が、どういうわけかアナスタシアだけは処刑を免れ生き残ったという「伝説」が生まれてしまったそうな。
夢野久作はこれに感化されたのか「氷の涯」でアナスタシアが処刑を免れ、愛人の日本人将校と氷の海を渡って日本へ向かったという筋の話を書いている。
からしてみるとアホかとしか言いようがないが、その当時にはさも本当らしく語られていたのでしょうね。だから、現代人からするとナンノコッチャと言いたくなる話なんだが、こういう話はおそらく当時としては誰もが知ってた流言飛語の類だったという背景を知っとかないと今回のもわけが解らなくなる。
つまり今回の「死後の恋」でも同じように、アナスタシアは家族の処刑前に秘密裏に軍隊に入れられ男として生活していた。という説で話が進んでいるのだと思われる。
作中出てくるリヤトニコフが、ニコライ廃帝一家が全員殺されてしまったというニュースを聞いて涙しているというのはそういうことなのだろう。
主人公が「まさかに、それ程の身分であろうとは夢にも想像していないのでした」と思うのも当然はある。
おそらく流れとしては、最後に「ああッ……アナスタシヤ内親王殿下」と出すことでリヤトニコフがアナスタシアであったという落ちにしたかったんではないかと思われる。

ちなみに、「ドグラ・マグラ」には「自分を女王だと思いこんでいる精神異常者」が出てきますね。

とは言え、作中ではニヤトリコフ=アナスタシアとは明確に記載はされてないワケで、本当に死んだのがアナスタシアかどうかは怪しいところ。夢野久作が「瓶詰の地獄」で用いたような叙述トリックである可能性も考えられるから、ニヤトリコフはアナスタシアとは関連の無い人物である可能性も十分にある。
じゃあ、最後のアナスタシア内親王殿下は?
おそらく語り部が言っていた「日本軍人」なる人物がアナスタシアだったのではないだろうか