2010-09-01から1ヶ月間の記事一覧

貴志祐介「悪の教典」上

分厚さのわりには結構サクサク読めたなぁという印象。

小林泰三「人造救世主」

このオチはどっちかというと、異色作家短編集とかそこら辺の奇妙な味系の短編SFの類いなんではなかろうか。そこら辺に馴染みがない人は、ピンと来ないのかもしれないが。

北原尚彦「死美人辻馬車」

死美人辻馬車 (講談社文庫)作者: 北原尚彦出版社/メーカー: 講談社発売日: 2010/06/15メディア: 文庫この商品を含むブログ (3件) を見る何の気もなく読書メーターで検索してたらいつのまにやら北原尚彦の新作が出てたらしい。 さっそく近所の書店を3件ほど探…

北原尚彦「首吊少女亭」

いつの間にか角川ホラー文庫からも出ていたらしい。 どうでも良いが毎回「首吊」が前なのか「少女」が前なのか迷う。というか少女首吊亭って書いて後で間違いに気付く的な。「少女首吊り亭」の方がゴロがいいし、字面的にもしっくりくるからなぁ。 それで読…

北原尚彦「霧幻帝都」

うーん。なんというか。 ラノベって思ってたらホラーで、ホラーだと思ったらラノベだったみたいな。 何言ってるかわかんねーと思うが俺もどういう事なのか分かんなかった あんだけ人が消えたり怪異にあったり(なんせ家の中にいても怪異に合うわけで)しかも、…

東雅夫/編「屍鬼の血族」

『屍鬼』の後に出版されたモンだから、てっきり単に名前借りただけの中身のないアンソロジーかと思ってたら、実は、『屍鬼』より前の1990年に「血と薔薇のエクスタシー」という名前で出版されていた物らしい。 その後、『屍鬼』が世に出てから「血と薔薇のエ…

北原尚彦「霧幻帝都」

突如としてロンドンの霧の中に現れた「緋色の霧」。その霧の現れるロンドンの至る所で怪異が起きる。人が消える、人が凍る、異形と化した動物が人を襲う。 その霧の原因を突きとめようとする在英日本公使館在駐のマキノと美術学校での友人ジェニングス。 霧…

屍鬼の由来

前々から不思議に思っていたのだが、一体何故小野不由美は「屍鬼」なんてひねりのない言葉を使ったんだろうと。 だって、「屍」の「鬼」なんて余りにもまんま過ぎて厨二病患者ですら使わないような工夫のない言葉じゃないのかと。 一応、「屍鬼二十五話」の…

うーん

なんでそっちから来るかなぁ。 自分が何回かそこ経由で設定変更とかしたせいかと思ってたが、そこら辺に手をつけなくなった一昨日辺りからも引き続きアクセスがあると……。こっち経由であっち行ってんのかね。 アナリティクス使えるようになったら徹底的に調…

屍鬼の血族

最初の小泉八雲の「屍鬼」に関する言及や江戸川乱歩の「吸血鬼」はまあ、参考にはなるし、柴田錬三郎の「吸血鬼」もまあまあの出来だが、以降の短編がなんかどれもそれほど面白いもんでもなくて、吸血鬼アンソロジーとして見た場合はそれほど出来のいいもん…