小野不由美「屍鬼(2)」文庫版

2でございます。確かに言われてるとおり2巻以降は1巻時よりも進むスピードは早くなってる。でも事態はそんな急展開ってワケじゃないのよね。
なんせ本論である吸血鬼の存在にまだ誰も気付かない。一巻分丸ごとどんどん人が死んでいくって展開なだけ。その上新キャラまでどんどん出てきます。村人紹介は1巻で終わってたんじゃなかったのかよ?!といいたくなってしまった。
流石に死に際に人物名でてきてもどうせ死ぬんでしょって事で人物リスト作る気にもならなかった。あーでも、「起き上がり」として再登場するんなら、リストにしといたほうが良いか。
というか、登場人物一覧ぐらい付けろよマジで。



そんで、やっぱり敏夫は報告を上にあげるのをさし止めてたのを静信に責められます「どう理由を付けようと、お前は自分のすべきことを怠った」と。
良い台詞だ。感動的だな。だg(ry
敏夫の「お前は時間を無駄にした」が漫画じゃ偉いインパクトのあるコマで表現されていたんでこいつはそれと双璧をなしそうな台詞ですね。漫画はその後読んでないから展開知らんけど。ああ、でも漫画じゃ敏夫が行政へ報告させるのを止めさせるってシーンはなかった様なんで、そうするとここら辺のシーンは全くバッサリカットなのかな。


死亡者数は前巻分含めて10人超えてもまだ続きます。たぶん20人ぐらい行ってんじゃないのかな。でもって、死亡直前に仕事辞めたり、あるいは引っ越していたりという実態がだんだんと明らかになってきます。いったいこれは何を意味するのか。
仕事辞めるのはまだいいけど、ほかに引っ越して行ってるってのは恐ろしいね。感染源が外に漏れてるわけだし。