2015-01-01から1年間の記事一覧

麻耶雄嵩「神様ゲーム」

神様ゲーム (講談社文庫)作者: 麻耶雄嵩出版社/メーカー: 講談社発売日: 2015/10/09メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る「さよなら神様」より前の話。 確かに方方で言われてる通り、こちらのほうが衝撃度では上ではある。あのオチどう解釈すんの?…

麻耶雄嵩「さよなら神様」

「さよなら妖精」のパクリか何か?さよなら神様作者: 麻耶雄嵩出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2014/08/06メディア: 単行本この商品を含むブログ (22件) を見る 読んでみて思ったんだけど、やっぱり「化石少女」は面白くない分類で良いんじゃないかなぁと…

「街角の書店」その2

街角の書店 (18の奇妙な物語) (創元推理文庫)作者: フレドリック・ブラウン,シャーリイ・ジャクスン,中村融出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2015/05/29メディア: 文庫この商品を含むブログ (15件) を見る ジョン・スタインベック「M街七番地の出来事」 …

「街角の書店」その1

街角の書店 (18の奇妙な物語) (創元推理文庫)作者: フレドリック・ブラウン,シャーリイ・ジャクスン,中村融出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2015/05/29メディア: 文庫この商品を含むブログ (14件) を見る 外国作家のアンソロジーという地雷にしか思えな…

クリス・プリーストリー「ホートン・ミア館の怖い話」

舞台はイギリスホートン・ミア館の怖い話作者: クリス・プリーストリー,西田佳子出版社/メーカー: 理論社発売日: 2012/12/08メディア: 単行本この商品を含むブログを見る「怖い話」とは付いているが他のシリーズみたいに短編集というわけではない。 母親をな…

クリス・プリーストリー「船乗りサッカレーの怖い話」

胸糞悪い感じの話が多いね船乗りサッカレーの怖い話作者: クリスプリーストリー,デイヴィッド・ロバーツ,三辺律子出版社/メーカー: 理論社発売日: 2009/10/27メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (7件) を見る前読んだ時は、プリーストリー…

ロジャー・ゼラズニイ「我が名はレジオン」その1

我々は大勢であるがゆえに(違)わが名はレジオン (1980年) (サンリオSF文庫)作者: ロジャー・ゼラズニイ,中俣真知子出版社/メーカー: サンリオ発売日: 1980/11メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見る原題は「MY NAME IS LEGION」でまんまあのレギオ…

「帰ってきたヒトラー」下

特にカタストロフも無く終わってしまった……。帰ってきたヒトラー 下作者: ティムールヴェルメシュ,森内薫出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2014/01/21メディア: 単行本この商品を含むブログ (22件) を見る「時計仕掛けのオレンジ」並にわけ分からんぞ。…

「帰ってきたヒトラー」上

その内バーナード壌が取り上げるかもしれない。取り上げないだろう、多分。帰ってきたヒトラー 上作者: ティムールヴェルメシュ,森内薫出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2014/01/21メディア: 単行本この商品を含むブログ (29件) を見る映画のtrailer見…

小林泰三「幸せスイッチ」

小林泰三版「厭な話」幸せスイッチ (光文社文庫)作者: 小林泰三出版社/メーカー: 光文社発売日: 2015/04/09メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見る 怨霊 超限探偵Σ系。 ジャンジーラ市ってなんやのん?日本ちゃうやん?とか思ってたら2014年版「GO…

浜尾四郎「殺人鬼」その2

風呂場の花嫁 6まで うーん。もうこれひろ子が犯人で良くない?浴室で初江の死体発見して、慌てて外に飛び出した風だったのに、何故か浴室の扉は閉まっているという……。犯人が第一発見者になろうとしてチョイミスで失敗したっていうパターンちゃうかな。 ど…

「囁く血」その1

海外のホラーアンソロジーHottestBlood(HotBlood第三弾)の翻訳。らしい。囁く血―エロティック・ホラー (祥伝社文庫)作者: グレアムマスタートン,マイクルギャレット,Graham Masterton,Michael Garrett,加藤洋子,本間有出版社/メーカー: 祥伝社発売日: 2000/0…

「震える血」その1

なんとなくリチャード・マシスンの名前と表紙にひかれて手にとっては見たものの「エロティック・ホラー」というほどエロくはない感じ。この程度のエロ表現なら普通のホラーにいくらでもあるんじゃないの…。震える血 (祥伝社文庫)作者: リチャードマシスン,ロ…

ジャック・リッチー「ジャック・リッチーのあの手この手」

ポケットミステリと言いながらポケットに入りきらないアレ。ジャック・リッチーのあの手この手 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)作者: ジャック・リッチー,小鷹信光出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2013/11/08メディア: ?行本-精装この商品を含むブログ (19…

海野十三の短篇集が東京創元社から発売

えっ獏鸚 (名探偵帆村荘六の事件簿) (創元推理文庫)作者: 海野十三,日下三蔵出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2015/07/29メディア: 文庫この商品を含むブログを見るマジかよ…。真面目なミステリばっか出してそうな東京創元社がよりにもよって海野十三の作…

グレッグ・イーガン「プランク・ダイブ」その1

どこぞの漫画で言っていたように、売れてるって割には理解不可能な用語ばっか出てきて読みにくいっすね、イーガンは。プランク・ダイヴ (ハヤカワ文庫SF)作者: グレッグ・イーガン,鷲尾直広,山岸 真出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2011/09/22メディア: 文…

W.H.ホジスン「異次元を覗く家」その3

途中の太陽系終了のビジョンが凄くどうでも良い割にはやたらと長くてうんざりした。異次元を覗く家 (ハヤカワ文庫 SF 58)作者: ウィリアム・ホープ・ホジスン,団精二出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1972/05メディア: 文庫 クリック: 2回この商品を含むブ…

浜尾四郎「殺人鬼」その1

前回読んだときは全裸で駿太郎と女中が殺されている当たりまで読んだ気がする殺人鬼作者: 浜尾四郎発売日: 2012/10/01メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る まあ、今回読んでみても初回からグダグダな感じで全く面白くないのだけれどいつ面白くなる…

W.H.ホジスン「異次元を覗く家」その2

異次元を覗く家 (ハヤカワ文庫 SF 58)作者: ウィリアム・ホープ・ホジスン,団精二出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1972/05メディア: 文庫 クリック: 2回この商品を含むブログ (17件) を見る 謎の手記を遺跡から発掘して読み始めた2人。 手記の語り部の老人…

トマス・ハリス「羊たちの沈黙」下

羊たちの沈黙〈上〉 (新潮文庫)作者: トマスハリス,Thomas Harris,高見浩出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2012/01/28メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 25回この商品を含むブログ (26件) を見る羊たちの沈黙〈下〉 (新潮文庫)作者: トマスハリス,Thomas Har…

ウィリアム・ホープ・ホジスンン「異次元を覗く家」その1

異次元を覗く家 (ハヤカワ文庫 SF 58)作者: ウィリアム・ホープ・ホジスン,団精二出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1972/05メディア: 文庫 クリック: 2回この商品を含むブログ (17件) を見るどうも、ホジスン作品は翻訳者の力量が露骨に問われるもののよう…

それって何か意味があるの?

これまで小社の歴史を彩ってきた名作・傑作70点を、新訳・復刊・新版で装いを新たに刊行してまいります。 ハヤカワ・オンライン | 【新訳】NV『レッド・ドラゴン〔新訳版〕 (上・下)』 トマス・ハリス著/加賀山卓朗訳 べらぼうに読みにくいと感じた菊池光…

トマス・ハリス「羊たちの沈黙」上 その1

その1と言ってももう大半読んじゃったけどね。羊たちの沈黙〈上〉 (新潮文庫)作者: トマスハリス,Thomas Harris,高見浩出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2012/01/28メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 25回この商品を含むブログ (28件) を見るなんというかま…

江戸川乱歩「孤島の鬼」その2

孤島の鬼 (江戸川乱歩文庫)作者: 江戸川乱歩,落合教幸出版社/メーカー: 春陽堂書店発売日: 2015/02/20メディア: 文庫この商品を含むブログを見る初代と出会ってホテルまで行くまで半年とか書かれてた数ページ後に、口利いてから3ヶ月で初代死んだとか書かれ…

麻耶雄嵩「化石少女」その3

化石少女 (文芸書)作者: 麻耶雄嵩出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2014/11/12メディア: 単行本この商品を含むブログ (11件) を見る 幽霊クラブ 前々回あたりで思いっきり動機になるようなシーンが描かれていたり、動機としては十分だし、トリックも割りと…

江戸川乱歩「孤島の鬼」その1

意外にも削除多そう孤島の鬼 (江戸川乱歩文庫)作者: 江戸川乱歩,落合教幸出版社/メーカー: 春陽堂書店発売日: 2015/02/20メディア: 文庫この商品を含むブログを見る江戸川乱歩って意外に読みやすいんだなと、久しぶりに読んでみて感じた。昔読んだときは凄い…

「輝く断片」その3

ルウェリンの犯罪 急に読みづらくなったんで何事かと思ったら、訳者が変わってた。これまでの短編は大森望ばっかりだったのに今回のは柳下毅一郎。そう、あの「ケルベロス第五の首」のクソみたいな翻訳で有名な。 ケルベロスは自分以外には好意的な感想ばっ…

「輝く断片」その2

ミドリザルとの情事 ガタイが良くて男らしさをアピールしてる奴に限って短小って話。 それにしても、なんで旦那はルーリオを性同一性障害者だと断定したんだろ?単に自分の体型とイチモツの大きさとの対比で、自分がこれなら自分より小さいこいつは見えない…

「夢見る猫は宇宙に眠る」その2

Aldnoah.Zeroかと思ったら「火星人ゴーホーム」だったでござる。夢見る猫は、宇宙に眠る作者: 八杉将司出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2004/07/21メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (9件) を見る SFなのにこうもさくさく読めるものを書…

麻耶雄嵩「化石少女」その2

真実の壁 うーん? 2方向から照らした影でそんなこと出来るっけ? まあ、仮に出来たとしてもビニール紐が透明だから映らなかったってのはないよなぁ それにしても野跡と渚ってどういう流れでその比較対象が…。渚とまりあだったら躊躇いなく渚選んでたのかな …