小林泰三「未来からの脱出」その1

随分と面白いなコレは

DMMで買った電子書籍何個か読んでみたものの、どれも中々先を知りたくなる様なものがなくて、ハズレばっかりだなと思ってたところにコレだったから驚いたね。
やはり小林泰三は他のミステリー作家やなんかと一線を画する何かを持ってるね。コレはSFっぽいけどね。まあ、SFでは比肩する作家はおらんやろうし。

謎の老人養護施設の様なところに入所させられている老人の話。
その施設の状態や、自分が入所した時の記憶が曖昧な事からその施設からの脱出を試みることにする…
日記に隠された暗号から始まり、協力者による脱出用の器具提供から仲間集めまでなかなかスピーディーで面白い。
老人が変なことして騒ぎ起こすって言うと例のドラマ思い出すけどアレ見てるより面白い。

今のところ何とか脱出して真相らしきものが出てきたあたり。
それにしても小林先生は一日一冊も本読めるんか。凄いな