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「クトゥルー5」その2

クトゥルー〈5〉 (暗黒神話大系シリーズ)

クトゥルー〈5〉 (暗黒神話大系シリーズ)

なんか電車乗ってる途中でメモ帳に書いてたやつ。iPhoneを復元させたらオールリセットで消えちまいましたよっと、ふざけんな。

ピーバディ家の遺産 / H・P・ラブクラフトオーガスト・ダーレス

両親が死んだ事に伴い、両親の捨てた曽祖父の代から続くウィルブラハムにある屋敷に戻って来た主人公。懐古趣味があったので、後からだんだん建て増しされていたその家をリフォームして住もうとする。
家に着いた日納骨所で曽祖父アサフ・ピーバディの横向きになっていた死体を仰向けにした日からおかしな夢を見始める。
そして、ある時建築士との話し合いで、隠し部屋がある事を突き止める。そこは奇妙にゆがんだ角度のある部屋だった。
そして、工事人たちを呼んで家のリフォームを始めようとしたところ、壁から子供の白骨が出て来た。
主人公は、祖父の代に周りの住民の噂に登った祖父の魔術師としての奇行と、その犠牲になって行方不明になった子供達がいたという話を不動産業者から聞いた事を思い出す。そして、彼が来てからの数日にまた子供が行方不明になっていた事も。理解した彼は、事が発覚する前に壁の白骨を納骨堂に持って行って砕いてばら撒いた。
角部屋の隠し部屋に入り、血痕と机の上にある人皮で装丁された本を確認し、曽祖父の日記を読む主人公。そこにはJ(ジュデディア・ピーバディ)は埋葬された後、生き返り自分の前に現れた事をほのめかす文章が綴られていた。
そして、その様子は彼がここに来てから体験した不思議な夢と一致していた。


納骨堂に行くと曽祖父の遺体に肉がついているの目撃する。彼が横向きになっていた死体を正しく元の位置に戻したためにそうなってしまったのだ。魔術師が死んだ時には俯せにして埋葬しなければならないのだ。


そして彼は、曽祖父がジュダディアが生き返ろうとしたときに取ったのと同じ方法で、ケリをつけた。埋葬堂に火をつけたのだ。
屋敷に戻ると、祖父の日記にもあった小鬼のバロール、猫の姿をしているJの使い魔へと向けて銃の引き金を引いた。

  • 屋敷の礎を築いたと言うジュダディアの遺体が納められている納骨所の小部屋はもぬけの殻だった。ラヴクラフトの狂人狂想曲にあるジュダディア・オーンか?
  • 主人公は夢の中で曽祖父らしき人に「黒の書」に署名させられそうになる。

ティンダロスの猟犬 / F・B・ロング

中国の麻薬「遼丹」を使って時空を超越した知覚を得ようとした主人公の友人。
しかし、時間の角度の領域に至るに伴い「ティンダロスの猟犬」に発見されてしまい、狙われることになる。
奴らは時空を辿ってくる彼らは角度が無ければここへ来れないと彼は言い、部屋の隅を石膏で丸くした。
しかし、地震がおきたことで石膏は崩れティンダロスの猟犬は顕現してしまう。
彼の死骸は首を切り取られ、胴体の上に載せられていた。そして石膏の破片が何者かによって集められ、死体の周りに三角形に置かれていた。
そしてその遺体の周りについていた粘液からは酵素が発見されなかったそうな。

墓はいらない / R・E・ハワード

年月を経ても未だに容姿の変わらなかった魔術師の遺言の儀式を執り行う事になった主人公の友人。その遺言とは自分の死後、その遺体を黒檀のテーブルの上に載せ、周りに七本のろうそくを立て、火を灯して呪文を唱えるという物だった。
呼ばれた主人公が、かの魔術師の屋敷に友人と共にゆくと頭にターバンを巻いた東洋人がいた。その東洋人に急かされ、儀式を執り行う主人公達。呪文を唱えるに連れ遺体を乗せたテーブルの周りのろうそくが消えてゆく。
そして、唱え終わる時、突風が起こり、後には死体も謎の東洋人も消えていた。

臨終の看護 / ヒュー・B・ケイブ

マークの死後、その姉のエレインは弟が戻ってくるという考えに取り憑かれ、弟の住んでいた沼地の屋敷へ夫共々引っ越してきた。
彼女の夫ピーターから相談を持ちかけられたハリィは「心霊学の本を読んで、彼女を論破してやればいい」とけしかける。
そして数日後、沼地の屋敷へ行くとピーターは超短波長の不思議な無線装置を作り、それによって彼女の弟を生き返らせると宣言した。
そして、エレインはかつて彼が言ったようにインディアンのヤゴとともに祈りを捧げていた。
数週間後、無線に妨害が入り船からの通信が聞こえなくなった。通信を妨害している電波通信を聞いてみると、それはピーターの声で、かつてエレンがしゃべっていたのと同じ呪句を唱えていた。
急いで沼地の屋敷へ向かうと幽霊のような様子のピーターと出会った。もう装置は完成しており、先程の電波は寄生電波による影響だというのだ。そして、ハリイの見る前で放送を開始するピーター。口から出るのはやはりあの時と同じ呪文だった。
しばらくすると階下から地響きのするような足音が聞こえてきた。
そして、エレインの悲鳴。しかし、ピーターは妻に早く来いと呼びかける。完全に狂っているのだ。
ハリイは階下の居間で無残な姿となったエレインを見つける。インディアンのヤゴは逃げ出していた。
マークは確かに戻ってくるとは言っていた。だがそれは彼女を愛しているからではなく、こんな屋敷に一人ぼっちにした彼女を恨んでのことだったのだ。