ジーン・ウルフなのに面白い
- 作者: ジーンウルフ,青井秋,酒井昭伸
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2017/06/22
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (7件) を見る
最初に読んだジーン・ウルフ作品がよりにもよって「ケルベロス第五の首」だったせいもあるのだろうか。とにかく詰まらない作品を書く人と言うイメージだったのだが、どういう訳か今回は楽しめている。と言ってもまだはじめの方だが。蔵者が貸し出されて一晩経ったあたり。
訳者の違いか?ケルベロスの訳がアレだっただけなせい?
未来なのに変に建物が古風な感じがするのは、なるほどジーンウルフ「らしい」とは思えるけど。まあ、建築やらの技術が発展しても昔の造形を真似するのは今も同じだしなぁ。
今のところは面白いと文句なしに言える。先の展開がどう転がるかは何とも言えないけど。
表紙もなかなか良いのだけれど、早いとこ文庫版を出して欲しい感じでもある。USJとか文庫だとめっちゃ薄かったしな。