なんだか読んでて気分が悪くなってきた。昔は平気で読めてた気がするのに。
「ソネット 第一八番」ウィリアム・シェイクスピア 吉田健一訳
詩。
WH氏に送ったとか言われてるやつかな?
「星は北に拱く夜の記」稲垣足穂
「たんだく」がどうしても「拱く」に変換できない。
木犀少年と芝生で見た初年度の少年の2人が出てくる。後者はすぐいなくなったが、前者は数年後目付きの悪いゴロツキに変わっていたと言う話。
相変わらず文字の並びは良いけど何やってるのか良くわからない描写が続く
「マルセーユの幻影」ジャン・コクトー 佐藤朔訳
警察の目を逃れるために女装して逃走中の強盗少年がある時、馬車に轢かれそうになる。少年はうまいことこれを利用して馬車の持ち主に取り入り、与えられた別居を隠れ蓑にする。暫くは蜜月生活が続いたが、持ち主の奥さんは旅行に出ており、その奥さんがまもなく帰ってくる事になった。その直前の最後のパーティーに参加中、少年は外に不良仲間を見つけて何をしたのかバルコニーから飛び降りて死亡してしまう。そこでその少年が女装した男だというのがようやくわかった持ち主は参加者の白い視線に晒されながら家に帰るが、その時嫉妬に駆られた少年の女友達に殺されてしまう。
ある意味一番オーソドックスな女装少年ものと言える
「美少年」岡本かの子
田舎にやってきた病弱な少女を連れ回す口の悪い少年という少女漫画的な話
別に「美」付ける必要性をまるで感じない…。大体江戸っ子口調という時点でべらぼうに萎える。
それより主人公の祖母がいいとこの出な割に少年侍らせてる系のババァだという点がもうなんか…
「箒の美少年」劉義慶『幽明録』 尾上兼英訳
美少年がいたと思ったら箒が正体だったので捨てた。というただそんだけの話
「美少年」デュ・モーリア 吉田誠一訳
ベニスで美少年のボーイに惑わされて高い賠償金払わされた話。
ていうか、このおっさん懲りてないな…
「黄九郎」蒲松齢『聊斎志異』 柴田天馬訳
主人公は狐の化けた少年 黄九郎に懸想して関係を持つが、相手が狐なので生気を奪われて死亡。どうしたことかその魂が他の人に乗り移って、同じことを繰り返すが、今度は妹紹介してもらって夫婦になる。ところで乗り移った先の人間が上司に悩まされていたので黄九郎送り込んで生気奪わせて死亡させる。
最後に男色は体に悪いからやめとけよ的な事が書かれて終わり。