- 作者: 菅浩江
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2005/01
- メディア: 文庫
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菅浩江と言う作家を知ったのは、勿論異形コレクション。「ロボットの夜」収録の「KAIGOの夜」。最後でやられたと思ったが、再読時に完全に忘れててさらにびっくりした記憶が。
とにかく、記憶に残らないものが多いですね。良い話ではあるんだけど。
文庫の方には、初出一覧が書いてないので、単行本を参考にしました。辞めて欲しいよね、文庫化したら、
本書は、2002年1月に早川書房より単行本として刊行された作品を文庫化したものです
ってだけの。前に何処で読んだか分からずにヤキモキする。
初出一覧
- 「五人姉妹」
2000年9月号 - 「ホールド・ミー・タイト」書き下ろし 2002年1月20日(単行本の印刷日)
- 「KAIGOの夜」異形コレクション17『ロボットの夜』光文社文庫 2000/11
- 「お代は見てのお帰り」
2001年4月号 - 「夜を駆けるドギー」『少年の時間』徳間デュアル文庫
- 「秋祭り」 異形コレクション綺賓館1『十月のカーニヴァル』カッパ・ノベルズ 2000/10
- 「賤(しず)の小田巻」
1995年11月臨時増刊号 - 「箱の中の猫」 <小説宝石> 2001年10月号
- 「子供の領分」 異形コレクション2『侵略!』魔済堂文庫
「五人姉妹」 2000年9月号
恐らく再読。2000年時点のSFマガジンなんて、読んだ記憶無いから、恐らく文庫の方でしょうな。
うーn。なんで人工臓器使ってるのに、病身なの?
凍結受精卵の蘇生が上手く行くような時代になっても、代理母出産は認められてないんだろうか?母親が死亡したのを理由にとか。
トーストの話にはなにかしらゾッとさせられる所があるな。意味は全くわからないが
「命の窓を開けてたんです。自分の手でパンをほじって遊び、手に入れたひとかけらをおいしく食べ、それで一瞬の命を繋いで、残った耳の額縁を通して次の瞬間の世界をちょっぴり覗く……。これこそ生きる喜びの表現だ、とふざけていました」
まあ、小坂萌みたいなのが一番多そうではあるがな。
「ホールド・ミー・タイト」書き下ろし 2002年1月20日(単行本の印刷日)
再読。
あらすじ聞いても全くピンと来なかったのだが、実際読んでみると、「これ読んだことあるぞ……」
もしかして、以前この本全部読んじゃってない?以降のものほとんど聞いたことないタイトルな気がするが。
「お代は見てのお帰り」 2001年4月号
博物館惑星余話。らしいが、博物館惑星は読んだことない。一応、それでも問題は無かったが。
こういう父親は嫌よね。「五人姉妹」の方に近い人物だけど、あまり好きになれんな。
子供ものわかり良過ぎないか?
「夜を駆けるドギー」『少年の時間』徳間デュアル文庫
一度異形か何かで読んだ気もする
「秋祭り」 異形コレクション綺賓館1『十月のカーニヴァル』カッパ・ノベルズ 2000/10
これ収録してたの綺賓館の方だったっけ?綺賓館読んだの最近な気がしたが……、この話自体はもっと前に読んでる気がする。
しかし、ここまで自動化されているとなると、若者がこなくてもどこぞのベンチャー企業なんぞが買収して経営してそうだがな。
とにかく儲かる話には食いつくからな。その上、人件費などのコストがかからないとなれば、何処の企業も飛びつきそうではあるが。
隠居じみた生活望みそうな奴もいると思うがね。安定してるとなれば尚更。まあ、歴史は繰り返すと言うし、こういう古臭い「当世気質」の連中がいてもおかしくはないと思うが……。
まあ、クリフォード・D・シマックあたりを彷彿とさせるような内容っすね。技術的には進化してるはずなのに、根本的に変わってないって言う……。東京でベコ買うだレベル。
意図的なんだろうね、こう言うのは。
どうでもいいけど、秋祭りで御神体飾ったりとか、今でもしそうにない気がするけど……
秋田あたりの稲作盛んなあたりがモデルなのかもしれんが。
それでも品種改良なんて、遺伝子組換えなんぞやる前からやってるしな。今更どころか何年前のレベルだよという気のする話。
作物の出来を神頼みするなんて、明治どころか、江戸以前のレベルの気がするし。農家が何年かけて作物や器具を進化させてきたとかそこら辺知らんの?という気が