- 作者: 菅浩江
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2008/11
- メディア: 単行本
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- 「カフェ・コッペリア」小説すばる2002年6月号
- 「モモコの日記」小説宝石2002年9月号
- 「リラランラビラン」小説宝石2004年5月号
- 「エクステ効果」小説宝石2006年8月号
- 「言葉のない海」小説宝石2002年3月号
- 「笑い袋」小説宝石2003年3月号
- 「千鳥の道行」小説宝石2007年7月号
「カフェ・コッペリア」
コッペリアと聞くと、E.T.A.ホフマンの「砂男」の方が思い浮かびますがね。あれなら確かにグロテスクだ。
しかし、この主人公はナタナエルの様にコッペリウスの罠にはまって自滅する様なことにはならなかったが。
主人公が接触する事により、段々と人間らしくなっていくという部分は、「砂男」を彷彿とさせる。バレエの方は知らんがね。
「モモコの日記」
一体何を問題視しているのかがわかりづらい。
「リラランラビラン」
リラ蘭等糜爛。
頭のゆるそうな小説。異形だったら、この動物がやばいって落ちになるんだろうけど、一般小説なのでハッピーエンドにしたんだろうねぇ
「エクステ効果」
なんかスイーツ臭がする。
エクステという天パをストレートにする為の人工毛髪に関する話。
なんで、毛先に毛髪つける必要があるんだろう……。何か技術的な元ネタがあるのか?
大昔は天パがもてはやされてましたが、今はストレートよね。さすが時代にあった感性をもってる。