浜尾四郎「殺人鬼」その2

風呂場の花嫁 6まで
うーん。もうこれひろ子が犯人で良くない?浴室で初江の死体発見して、慌てて外に飛び出した風だったのに、何故か浴室の扉は閉まっているという……。犯人が第一発見者になろうとしてチョイミスで失敗したっていうパターンちゃうかな。
どうでも良いけど、読者に犯人と疑われる奴をそうそう容疑者にしない探偵小説は駄作よな。読者は「どう考えてもこいつが犯人だろ」と思いながら登場人物の間抜けさにイライラしながら読み進める羽目になるし。それにまあ、大方この手の奴は犯人じゃないからな。物語終盤で第一容疑者で「○○と思った?残念!××でした!」ってやられると本当にイライラする。ここまで引っ張っといてそれかよ。そんな事するぐらいなら容疑者どんどん切り替わってくれた方がまだマシよね。
だいたいひろ子は初っ端からグリーン家殺人事件を読んでたりあからさまに怪しいんだけど、どういう訳か誰も犯人と断定しないという……。