「夢見る猫は宇宙に眠る」その2

Aldnoah.Zeroかと思ったら「火星人ゴーホーム」だったでござる。

夢見る猫は、宇宙に眠る

夢見る猫は、宇宙に眠る


SFなのにこうもさくさく読めるものを書けるというのは一種の才能だな。大抵どっかで引っかかるんだよね。技術解説の辺りで。あるいは思想?
21世紀を代表するSF作家の一人に数えても遜色ない気がするけど、これ以降出てるのが2冊だけってのがまた…。ちなみにこの本も文庫化してないよね?
タタツシンイチのマーダーアイアンも文庫化してないし、SF復権掲げてる割にやってることおかしいよ早川…。
やはり知名度の問題かな。と言うか自分も異形コレクションで知った口なのでなんとも。
どうも有名になるのはやたらと難解か、感性や思想がぶっ飛んでる奴じゃないと無理みたいね。SF腫瘍読者である50代がそういうのしか求めてないというか。やはりまぁ、SFは団塊世代共々沈んでゆく運命なんじゃないですかね…