「20世紀SF 6 1990年代 遺伝子戦争」

読んだはずなのに記録してなかったのでうろ覚えの状態で覚えてるものだけ書き出し。

20世紀SF〈6〉1990年代―遺伝子戦争 (河出文庫)

20世紀SF〈6〉1990年代―遺伝子戦争 (河出文庫)

軍用機

内容不明

爬虫類のごとく……

内容不明

マジンラ世紀末最終大決戦

巨大ロボVS巨大ロボの話。
日本企業から軍用に作られたものの実用性に乏しいというロボットをレンタルしたアメリカ人が、そのロボットを見世物にして利益を得ていたら、大本の日本企業が更に強いロボットを作って挑戦しにきたという話
落ちは覚えていない

進化

内容不明

日の下を歩いて

内容不明

しあわせの理由

脳腫瘍の除去手術を受けたら何もかも不幸に感じるようになってしまったので、感情を調節するナノマシンを使って自分の感情をコントロールできるような手術を受けた主人公。
結局はホームレスになったのかなんなのか。ドブ川の汚臭の漂う橋の下に住んでいる。そんなところにいても主人公は自分の感情をコントロールして「僕はここが気に入っているんだ」と答える

真夜中をダウンロード

内容不明

平山を超えて

巨大トラックを運送する運ちゃんに連れて行ってもらって巨大な山を超える話。

ケンタウルスの死

内容不明

キリマンジャロ

地球外の何かに侵食され何もかもがプラスチックのものに変異してしまったジャングルに行って恋人を探す話

遺伝子戦争

とある遺伝子工学者の一生をダイジェストで送るという内容。
イーガンかと思ったらぜんぜん違う。まあイーガンにしちゃ読みやすいからなぁ

今野敏「防諜捜査」その1

特殊防諜班の続編かな?

防諜捜査

防諜捜査

とか思ってたら、「凍土の密約」の外事一課シリーズ(あるいは公安捜査員倉島達夫シリーズ)の続編だったらしい。
今回隠蔽捜査みたいなタイトルにしたのは、このシリーズまとめて「防諜捜査」シリーズとかに改名するつもりなのかな?
名前的に「潜入捜査」みたいな軽さあるよね。

潜入捜査 (実業之日本社文庫)

潜入捜査 (実業之日本社文庫)

内容は日本で殺されたロシア人の事件を捜査するという話。
またロシアの殺し屋が出るらしい。恐ろしや。
前回は何でしたっけね。ロシアの特殊組織のおっさんが出たけど。
シリーズ1作目で倉島に怪我負わせた殺し屋はどうなったんだっけ?まあ、あっちは別シリーズなんすかね。

アレクサンドル・べリャーエフ「ドウエル教授の首」その1

ドウエル教授の首

ドウエル教授の首

創元SF文庫版が復刊したと聞いて読んでみたくなったものの、あいにくとAmazonでは取扱なし。

ドウエル教授の首 (創元SF文庫)

ドウエル教授の首 (創元SF文庫)

どうやらこの復刊は特定の書店でのみ行われているフェアのようなので、Amazonは初めから席ね~から状態なんでしょうな。

ていうか、まあ持ってはいるんですけどね。
で冒頭ちょっと読んでみたけど、あんま面白そうじゃないんで、未知谷版の方を読むことにしました。第一創元社版はすでに読んでいるはずだしね。

初めて読んだバージョンは「いきている首」だったか「合成人間ビルケ」だったかは覚えていないが、とにかく子どもの頃に読んでいたもの。
しかし不思議なことに今読んでも面白い。というかまあSFなるものとはそういうものなんだろうね。要するに最近は面白いSFがないなんて言ってる人がいるとする。じゃあそいつの面白かったSFって何かというとこれが子どもの頃に読んだ思い出のSFということになる。つまり、我々が楽しいと思えるのは結局そのレベルのものが大半であって変に小難しいものを読んだところで楽しくはないということ。
あるいはそう、結局名作と言えるものは子供向けであっても鑑賞に耐えうる出来になっていると。

ストーリー

おなじみ、首だけにされたドウエル教授が登場する若干ホラーじみたストーリー。
主人公のローランがケルン教授の助手として採用され、ドウエル教授の首と引き合わされたところからストーリーは始まる。
結局なんやかんやあってケルンの悪事は暴かれる。


最近抄訳版読んでたから、また同じ話読むのだるいなとか思ってた割にスラスラ読める。
やはり完訳は抄訳版とは違うのか、あるいは話自体が面白いのか。
抄訳版と違うのは実験台になってるのがビルケ(作中では「ブリケ」)だけでなく男の方もいるってことですかね。創元社版でもここは同じ。当たり前だけど。
今のところは「死せるダイアナ」あたりまで。ビルケにつなぐ体探してるあたり。割りと序盤なのに結構佳境に入っている気がしますね。このあとなにやるんだろうね。

海野十三「火葬国風景」その1

電気風呂の怪死事件

井神陽吉行きつけの銭湯「向井湯」には電気風呂が設置されていた。ある日いつものように特に好きでもない電気風呂に入っていたところ急に電圧が増して感電。哀れ陽吉は風呂の底に沈んでしまう。職人風の男と学生によって風呂の底から引き上げられ警察もやってきたが、女将が女湯の様子を見に行くとなぜか女の死体が。
もしやと思い三助の由蔵を探すが、その由蔵は死体となって天井裏で発見される。

前に読んだ事はあったのだが確か女装野郎が犯人だったって以外は特に覚えてなかった。
まさか殺した女の服着て堂々と出て行ってたとは……
電気風呂の怪死事件なんて書いてあるから電気風呂で感電した奴が死んだのかなと思ったらこいつは死んでなくて、隣の女湯にいた女性客が吹き矢で殺されるという‥‥‥。さらにその上から血が降ってきているのを発見して天井を見上げると血のシミ跡。三助の部屋の押し入れの天板から天井へ入りそこでさらに三助の死体を発見するという。
なんとも複雑怪奇っぷり。
どうでもいいけど女湯には3人ぐらい客いたはずだがそいつ等どうしたの?見張りの警官立たせてて誰も帰さないようにしてたみたいなこと書いてたけど。警官来る前に帰ったのか?
犯人は不審と思われて非常線張ってた警官に捕まったってことはやっぱり分かる程度の女装だったのか?でも銭湯のおかみさんには素っ裸でもバレてなかったよな。どういうこと?

海野十三「蠅男 名探偵帆村荘六の事件簿2」

www.tsogen.co.jp

なんか第二弾が出るらしいですよ。
そんなに売れ行き良かったのかな…。
もしやシリーズ化するつもりなのか?

まあ、青空文庫で読めるようになってた辺りからのファンにとっては大変喜ばしいことではありますね。
じゃけんドンドン買いましょうね~
俺?俺は良いよ…
なんか良い広告塔に使われてない?大丈夫?
まあヴェンデッタを再販しない時点でこんなトコ見てないか…

収録作は以下の5つ。

  • 「蠅男」
  • 「暗号数字」
  • 「街の探偵」
  • 「千早館の迷路」
  • 断層顔」

図書カード:蠅男
図書カード:暗号数字
図書カード:街の探偵
図書カード:千早館の迷路
図書カード:断層顔
いずれも青空文庫で読めるんで予習しておくとド嬢見たく「ああ、これ先に青空文庫で読んじゃったからなぁ~」って反応できるかもしれませんぜ。

「塔の中の部屋」E.F.ベンスン その1

うーん。普通。

塔の中の部屋 (ナイトランド叢書)

塔の中の部屋 (ナイトランド叢書)

なんかこうさ、怪奇小説傑作集とかに入ってる小説みたい。でまあ、詰まるところ、つまんないかといえばそうとも言い切れないようなそんな感じ。
怪奇小説傑作集ホントつまんないんだけど、表紙絵が良くて見かけるたびに買ってたのにいつの間にかダサい表紙になっちゃったね。流石にあれは買う価値無しでは…?

怪奇小説傑作集 1 (創元推理文庫 501-1)

怪奇小説傑作集 1 (創元推理文庫 501-1)

怪奇小説傑作集 1 英米編 1 [新版] (創元推理文庫)

怪奇小説傑作集 1 英米編 1 [新版] (創元推理文庫)


異形コレクションとかは好きだけどこういう純粋怪奇小説系は苦手だな。
何でこれに恐怖感じちゃうの?系な話が多いというかワケの分からん話が多いからなぁ。

塔の中の部屋

いきなり表題作。
塔の中の部屋へ案内される夢に悩まされていた主人公が、現実でも塔の中の部屋へ案内される話。オチはよくわからない。結局なぜあの夢を延々月一とかで見続けていたのかとか。魔女の呪いってだけ?予知夢?
その部屋に飾ってあった絵の魔女が墓穴から還って主人公を襲おうとするが失敗。

アブドゥル・アリの墓

ナイルのほとりにて、友人の遺産を横取りしようとする黒魔術師の話
結局アブドゥルがアクメトに最期を看取らせたのは何でだ?というか、最期を見とったのにアクメトが財産のありか知らないのは何で?

読書の心理

最近どうにも厭な疲れ方してて、本を読んでいても仕事のことなんかが頭に浮かんできて楽しくない。楽しくないなら読まないで良いのでは?とそんな事を考えて本を読まなくなってる気がする。

昔は本を読むなんてのは一種の苦行で、楽しくないのが当たり前。本を読み終えることこそが至上目的で、楽しいかどうかはどうでも良いなんて考えていたんですが。「読んでて楽しいとか楽しくないとかそんなことはどうでもいい。とにかく読むんだ」と言う感じで、読まないと正気を失うとでも思っていたのか。多分そうでしょうな。何しろ酷いとこに住んでましたからな。
あんなゴミみたいな、人がゴミのように多い土地で正気でいられるほうがどうかしてる。
それで横浜を離れて余裕が出来たのは良いのだが、まともな感受性(本を読んで楽しいと思えたりとか)なんぞ戻ってしまうと仕事なぞまともに出来なくなりますわな。
恐らくそこら辺でしょうな。なんか妙に疲れるのは。
寒さというものはある点を超えるとそれ以上寒いとは感じなくなる。それと同じ。寒さを感じる感覚が生きている時点が最も辛い。心が死んでいれば何も感じなくなると言うアレ。とは言え客観的にこの状態を知るのは難しいでしょうな。何しろそれを測るのが自分自身であるわけだから。