W.H.ホジスン「幽霊海賊」

幽霊海賊 (ナイトランド叢書)

幽霊海賊 (ナイトランド叢書)


やっと読み終えた…随分時間かかった気がする…
内容的には幽霊海賊にとりつかれた船がなんやかんやあって沈んでしまう話。
といっても、幽霊船と邂逅するまでかなり時間かかるし、出てきてからはほぼ一瞬でけりがついて沈められてしまうという事態に。
それまでは幽霊船の乗組員(幽霊)が主人公の乗ってる船に姿見せて(といってもぼんやりとしか見えないわけだが)、畳んだ帆をほどいたり、マストに登った人間の乗組員を落としたりといった嫌がらせじみたことをするだけ。
確かに雰囲気はいいんだけど、ちょっと幽霊海賊自体がそんなに出番ないというか。ひたすら嫌がらせしてただけのような…
マストに上って殺されそうになった船員助けたり帆に角灯取り付けたりするのだが、ここら辺のマストやマストに取り付けられた足場、縄の名前やら帆桁の場所の説明がよく分からなくてなんとも。後ろのページに解説は付いているが大して役に立たない。せめて図説載っけるべきだったな。
仕方ないので訳のわからんところは検索して分かりやすい解説してるとこを探す羽目になった
http://www53.atwiki.jp/alonsodeleyva/pages/56.html


まあ、内容はそう悪くないんだけどね。異次元を覗く家とかナイトランドに比べたら。ちゃんとホラーしてるしね