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「ポケット戦艦」その1

なんというかこれは…ずいぶん面白いな、と。
大体この手の軍記物というかそういうものは各種政治的要素やら時代背景やらその他の細々したデータを羅列してはそれを元に各種エピソードを挟んでいくまるでNHKのくっそ面白く無いドキュメンタリーを見ているような感じだったんですが、どういうわけかこれはそういうのとは一線を画するものですね。なんかキャパシティを完全にゴラク映画に振ってるような。
各乗組員の面白いエピソードなどを繋げてアドミラル・シェーアの行動を追っていくという感じの話で、ありがちなデータの羅列はそこにはない。読んでる側はボードゲームをやってるわけじゃないんだからこういう形式のほうがやはり読みやすいと感じる。
コナン・ドイル系の海洋ホラーとかW.H.ホジスンの海洋冒険譚を彷彿とさせる内容で、読んでいて面白い。やはり系統としては海関連のネタは似たものになるのかな。サルガッソー海とかがまさかホラー以外で出てくるとは思わなかったな。

ポケット戦艦 (ハヤカワ文庫 NF 66)

ポケット戦艦 (ハヤカワ文庫 NF 66)