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「震える血」その1

なんとなくリチャード・マシスンの名前と表紙にひかれて手にとっては見たものの「エロティック・ホラー」というほどエロくはない感じ。この程度のエロ表現なら普通のホラーにいくらでもあるんじゃないの…。

震える血 (祥伝社文庫)

震える血 (祥伝社文庫)

まあ、あんまりエロすぎると購入年齢制限かかっちゃうからかな。でも官能小説とか特に年齢制限とかなさそうな感じだけどな。
なおかつ表紙の球体関節人形から連想されるようなエロはなく、いかにもアメリカ人が好みそうなボンキュッボンな女ばっかり出てくるという何とも残念な出来。まあ、アメリカじゃロリは規制が厳しいからかな。「妖女」でも思ったけどこの手の表紙詐欺は勘弁してほしい。
そんでホラーとしてはどうかというと、「死霊たちの宴」みたいないかにもな俗っぽい作品が多い気がする。訳者の解説からてっきり「異形コレクション」並みにおもしろいのかと思ったら全然そんなことはないという…。

それにしても、エロとホラーなんて割かしよくある組み合わせな気がするが、タブー視されてるってどういうことなん?「サイコ」に限らず、その手のシーンはホラー映画に多い気がするけど。「スクリーム」でも、ホラー映画は序盤セックスしてるカップルが殺されるシーンから始まるみたいなこと言ってた気がするし。

「変身」グレアム・マスタートン

出張先で出会った女とセックスしたら体を乗っ取られた話。
落ちに関しては「まあ、そうですか」としか

「わが心のジュリー」リチャード・マシスン

結局ジュリーって何者なんだ。
やっぱり、海外作家のホラーアンソロジーは微妙なのが多いなぁ。「幻想と怪奇」とか

「三角関係」F・ポール・ウィルスン

アメリカ版「こんな晩だったな」
結局なんか変な因果関係を連想して旦那が発狂しちゃったってことなのかな?タナトスみたいに、元の肉体殺したから憑依主は宿主の肉体から去ったと考えていたら実は乗っ取りが完了してて、その魂の特徴が子供にまで遺伝してしまったとか。そんな風に考えたのかな。まあ、単なる偶然か、実は奥さんがあの一族の人間だったってオチかもしれんけど。

「魔羅」ロバート・R・マキャモン

自分のちんぽが小さいと勘違いした男が、ヴードゥーの呪術師のところへチンコをでかくしてもらいに行く話。
オナニーしてりゃチンコなんて自然に大きくなるだろ。いやそれ以前に彼女もいないうちからちんぽデカくしてどうするよ…。お前のモテない理由は多分チンコが小さいことじゃないと思うぞ。ちんこがデカくなれば自信がついて彼女もできるだろうなんて、いかにも童貞の考えそうな安易なストーリーね。
ヴードゥーの魔術師は喪黒福造よろしく条件付けるが、案の定依頼人はその禁を破ってしまう。それにしても肥大化した自分のちんぽと主導権争いしてラオコーンするとかほんと酷い絵面だな。

「サディスト」リチャード・クリスチャン・マシスン

精神科医のところに夫の暴力について相談に行った若夫人の話。オチが予想通りすぎてつまらない。
父親に比べて息子は凡人。よくあるパターンだよね。