- 作者: ジャックリッチー,Jack Ritchie,駒月雅子,藤村裕美,武藤崇恵,好野理恵
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2007/09
- メディア: 単行本
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映画の名前は「ダイヤルMを廻せ!」。「ダイヤルM」で、解説にヒッチコックがこの作者の作品をドラマにしたとか書いてあったから勘違いしたんだな。
読む前は確かに「あ、パチモンじゃん」って思ってたんですが。
正義の味方
有名人のスキャンダルを暴いて記事にするルポライターを警護する男の話。
ホームズの時代だったらミルバートンみたいに脅しに使ってたんだろうが、この時代になるとスキャンダルの記事だけで金になるのね
政治の道は殺人へ
現在の夫が政治家として落ちたので殺してくれと依頼された殺し屋の話。
前夫が事故死して、今の夫と結婚したハーマイオニー・コムズだが、下院議員に立候補させた夫が昔のことをエドマンド・ペルティエにゆすられ月三百ドル脅し取られていたことを知り、「わたし」にペルティエの殺人を依頼する。
一方、ハーマイオニーの夫、フレデリックは妻を始末してくれと「わたし」に依頼してきた。フレデリックはハーマイオニーの前夫トロッター上院議員の暗殺を「わたし」に依頼していたのだが、その結果もたらされた「ハーマイオニーとの結婚」に不満を感じていたのだ。
いまから十分間
あるとき、市庁舎に箱を持ってきた男が取り押さえられた。実は前日に市長を爆殺するという予告が入っていたのだ。
まあ、オチが何かしょぼい……。何となく予想してたオチはすぐに警部が指摘したしな
動かぬ証拠
あるとき夫が酒を飲んでいると、妻の浮気相手が現れ銃を突きつける。
フェアプレイ
なんでこの作者の作品に出てくる夫婦はみんなお互いを殺したがってるのかな。作者の結婚生活よっぽどアレだったのか?
殺人はいかが?
三階のクローゼット
屋敷の主は旅行に出かけ、管理人である夫人が一人だけ住んでいる屋敷で事件が起きた。その屋敷の管理夫人が死んだというのだ。
連絡を聞いて駆けつけた警官は部屋をくまなく探し、三階のクローゼットに閉じ込められていたその屋敷の主人を見つける。
本人は管理夫人にやられたと主張するが……。
カーデュラと盗癖者
なんか、解説にこの男吸血鬼なんだぜとか書いてあったので楽しみにしてたのだが、あんまり面白くはないな。
カーデュラ野球場へ行く
カーデュラ探偵社へ夜の職業の男、要は泥棒が現れた。相棒の泥棒が野球場で殺されたので調査を依頼したいというのだ。
どうでもいいけど、吸血鬼って、家主の招待がないと家に入れないんじゃなかったか?
カーデュラと昨日消えた男
夜開いているからという理由で依頼をしに来た泥棒。今回は仕事中に相棒が家人に見つかり捕まったというのだ。
未決陪審
なんかわりと普通なミステリ
二十三個の茶色の紙袋
なんかヘンリー君が「毒入りチョコレート事件」のあの人に見えるw
殺し屋を探せ
もう凄いwここまでの間抜けはそうそうおるまいw
ポストシェリンガムと言ってもいいと思うw
ダイアルAを回せ
解説に、ヒッチコックがこの作者の作品お気に入りでドラマ化したとかあったから、これも例の「ダイヤルMを廻せ!」の原作かと思ったが、時代的にはダイアルMの方が先
グリッグスビー文書
なんかますます石動戯作じみてきたな。最終的な解決もなんか……あいつの推理にあったような。