地球防衛軍
「最後から二番目の真実」の元短編らしい。
あの手の短編を長編化した作品は、短編の方読んでることを前提に書いてる節があるよなー。なんで、いきなり長編読むとワケがわからんくなる。
傍観者
へー。あちらさんは政治問題に感心持つのが普通かと思ってたが、そうでもないのかね
歴戦の勇士
「ザップ・ガン」に登場するあの老兵士の話。ただあちらと違ってこちらは……。
このぐらいまとまってればそれはそれで面白いんだけど。
「ザップ・ガン」はこれ読んでること前提で書いてて、そこから更に一捻りしなきゃと踏んでるからおかしな事になる。
奉仕するもの
え?うーん。
結局あのロボは嘘付いてたん?
そういえばロボは嘘付かないってイメージがあるよね。何でだろ。
ジョンの世界
特に捻りがないかなぁ。
子供の幻視していた光景が実は……というまあ、割とありそうな。
ディックにしてはめずらしく過去の行動で現在が改変されるという内容。
解説にもあるとおり「変種第二号」の擬態ロボが出てきてる。あちらはこっちよりも絶望的な状況に陥ってそうね。まあ、こういう事がわかれば割合面白く感じるのかも知れない。
変数人間
「偽者」でも出てくるアルファ・ケンタウリと違ってこっちはケンタウリ帝国らしい。
ケンタウリってのは他にも「アルファ星系の氏族たち」とかにも出てきますわな。
最後溜飲の下がる話ですね。
なんていうか、マイノリティ・リポートの映画とか見てると、あんなふうに原作改変するぐらいならいっそ、こういう映画にし易いストーリーの物を映画化すればいいのにと思ってしまう。