「ルルージュ事件」エミール・ガボリオ

黒岩涙香により「人耶鬼耶」というタイトルで翻案されていた「ルルージュ事件」の完訳版。
「人耶鬼耶」は相当省略されていた様で、「人耶鬼耶」が中篇程度の長さにだったのに対してこちらは二段組で400頁。
読み終わってみるとそこまでボリュームがあった感じはないのだが…。
事件部分は冒頭と終わり付近でスピード感あるんですが中だるみというか、真ん中あたりらがやたら引き伸ばされてる印象が。