そこそこですね
生憎と旧訳版しかおいてなかったもので、旧訳版の感想になる。
これ2008年まで出版されてたってマジか?三年後には新訳版出てたはずだが、もしかして旧訳と新訳の二つが販売されてる時期があったのか?
ポーの未発表原稿の盗難と帽子収集狂の二つの事件が展開している。
まあ、帽子収集狂の行動原理の謎どうとか以前にその原稿は偽物でしょうなぁ…
鑑定人一人にしか見せてないし、
そもそも発表してないのも怪しい
見つけた経緯も怪しい
大体以下のパターンになると思う
- 発見した家を紹介した奴の仕込んだ偽物
- 盗まれた当人の作った偽物
- 鑑定士の作った偽物
3は懇意にしてるコレクターに実は恨みを抱いていて恥をかかせてやろうとした
2は本人がそもそも作ってた場合。今回ありそうなパターン。だって肝心のモノをどこへも発表せず仕舞ってただけ。オマケに鍵のない抽斗に。家人は価値が分からないならなおさら勝手に捨ててしまうリスクを考えないはずがないよな~。たぶん鑑定人の癖を見抜いて、鑑定人が本物と判定するような偽物作ったんだろう。あるいは鑑定人もグルで何か、この原稿で誰かをおびき寄せたかったか。
1は、まあこの何とか卿にポー関連の家に行って見ろといった奴がいるし普通に怪しい。動機は2と同じか、あるいは家の持ち主と金稼ぐのが目的だったか。
「解説」中島河太郎
先に解説を読む。
ディクスン名義の作品にはほとんどスコットランド・ヤード出身のヘンリ・メリヴェル卿(通称H・M)が主役で
ヘンリー・メリヴェールってロンドン警視庁出身なの?情報部よりも前の事なのか?
Wikipediaには戦時中情報部でその後は陸軍の閑職に回ったとかなんとか。書いてあった気がする。
まあ、2008年まで出版されてた本に間違いを堂々と書いてるとも思われないので、まだ出くわしてない設定があるんでしょうな。
アンリバンコランも元諜報部員だったとか言ってたな。巷の事件解決出来るほど頭のいい奴なら密偵やってるだろっていうカーの主張が介間見える。
夜歩くについての逸話
1930年、同地のホテルで処女作「夜歩く」を書きあげ、これなら発表しても恥ずかしくないという自信をはじめて得た。そこでこの原稿を知り合いのハーバー社の社員に見せたところ、同社の編集委員長T・B・ウェルズに渡した。ウェルズは二百ページまでで犯人を当ててみせるといって読み始めたが、とても当てられなかったばかりか、読み終わってもあまり筋が複雑なので、いったいだれが真犯人だったのか、よくわからないとつぶやいたほどだった。
流石に嘘くさい……。だってこの後大々的に宣伝して五万部売り上げたとか言ってるし。編集者自身がよくわからんとか言ってる作品をそんな大々的に売り出すとは思えないし。日本とアメリカの差か?
日本だったら学歴高いれんちゅうが多くて自分の頭にも自信持ってる奴が多いから、自分に理解できないなら他の一般人になんか理解できるわけないだろ。って思って出版しない可能性が高い?いや、それ以前に謎解き部分が下手くそなだけとも言えるよな「夜歩く」は。
不明な言葉
あとどうでもいいけど翻訳古いせいかよく分からん単語多いな。今まで読んでた新訳は何となく分かる単語と、本当に意味の分からん単語に二分できたが、
今回はなんか、思ってた意味とあってるのか?と気になる全く聞いたことのない用例が多い。
今回一ページ辺りに一個ぐらいある気がする。
- いつも柳の下の泥鰌はおらぬ
- ことわざの一つ。一度偶然にうまくいったからといって、もう一度繰り返してもまたうまくいくとは限らないという意味。
- 遊軍記者
- (ゆうぐんきしゃ)とは、新聞社やテレビ局などの報道機関において、特定の担当部署や記者クラブに固定されず、独自のテーマや臨時の事件・災害などを自由に取材する記者
- 古希
- 70歳を越えた方の長寿を祝うお祝い
- トップハット
- (Top hat)とは、頭頂部が高く、トップが平らになった円筒状のフォルムが特徴の帽子です。日本では「シルクハット」と呼ばれることが一般的
- 山賊鬚
- (さんぞくひげ)とは、主に口の周りと顎(あご)の全体を覆うように、手入れをせずにボサボサと無造作に伸ばした立派な髭のことです。荒々しい山賊や野盗が蓄えているような、迫力と野性味あふれる風貌を指す俗語や表現として親しまれています
- ハッカ棒(薄荷糖)
- 砂糖と水飴、ハッカ脳(メントール)だけで作られた新潟や北海道の伝統的な駄菓子です。チョークのような形状をしており、強い清涼感とサクサク・カリカリとした独特の食感が特徴
- 能弁
- (のうべん)とは、話が上手なことや、淀みなく雄弁に語るさまを意味します
- 衝に当たる
- 読み方:しょうにあたる。重要な役割を担う、という意味で用いられる表現
- ご令甥
- 自分から見て兄弟姉妹の息子(甥)を、敬意を込めて呼ぶ言葉です
- 弓箭
- 「弓箭(きゅうせん)」は、弓と矢の総称であり、これらを組み合わせて放つ武器や道具のことです。旧石器時代から狩猟具や武具として世界中で用いられてきました
- 轣轆
- (れきろく)とは、車がガタゴトと音を立てて走る様子、あるいはその音そのものを表す言葉
- 蜿蜒
- (えんえん)とは、蛇などの細長い生き物がうねうねと曲がりくねりながら進む様子や、山脈・河川・道路などが長く連なって曲がりくねっている状態を指します
- 襞襟
- (ひだえり)とは、16世紀半ばから17世紀前半にかけてヨーロッパの王侯貴族の間で大流行した、波状のひだを寄せた立襟(ラフ)の事

