京極夏彦「遠巷説百物語」その1

スピンオフ系


なんか、後巷説百物語とかで、取り敢えず後の時代の話やったんで今度は場所とキャラ変えて同系統の物語を作りましたって奴。
そんな売れてんのかなこのシリーズ。

歯黒べったり

歯黒べったりは、目鼻が無く歯を黒く塗った口のみの妖怪。
祥五郎は、盛岡藩筆頭家老義普の命により遠野保の市井調査を命じられている御譚調掛(おんはなししらべがかり)である。
ある時雇っている乙蔵よりお歯黒の女の化け物が出ることを聞き調査に乗り出す。
山田屋から、そのお歯黒の化け物が山田屋に嫁いで目鼻を無くした女房である事を知った祥五郎は、
お歯黒を退治退治しようと息巻く大久保に動向する事になる。

まあ、妖怪退治的に見せかけて三方丸く収める系の真相が出て来るわけだが…
大久保が切ったお歯黒女の体はどうしたんですかね……。大久保は放置して山下りたの?物証として見せるとか息巻いてた気がするが。
祥五郎はお歯黒女が切られた時点で山田屋行ったから良いとして、大久保はその場に残ってたのでは?
そこがよく分からない。
あと定は今後他の話に出てくるんかな。どっかで聞いたような名前してる気がするが…。

磯撫

ドデカい魚。
今年は豊作の筈なのに、コメが流通しない。なんでも盛岡藩からのお達しで、一人の男を通じてコメの売買を行うようになったが、それを不満に思った商人たちが米を売らなくなったそうな。
事情を聞いた祥五郎は、それが盛岡藩の勘定役の独断でやった犯罪ではないかと突き止め、奉行所と共に通達を持ってきた勘定役の住まいを襲撃するがもぬけの殻。
沢迄追った所で逃げる二人組を見つけるが、そのとき川から巨大な魚が現れ、一人を丸呑みに、もう一人を尾鰭で払い川に落としてしまった。


しかし、牛皮で作った尾鰭や背鰭で騙せるもんかね。乙蔵とか昼間に見たんだろうに。
まあ、現実的にはそれしか手はないけどな。