「チャイルド44」上

チャイルド44 上巻 (新潮文庫)

チャイルド44 上巻 (新潮文庫)

なんか、裏表紙のあらすじとはだいぶ様相が違うようで。
同僚の策略で飛ばされて地方の民警になった元KGBの男が殺人事件に遭遇する。みたいな書き方されてるが、実際は飛ばされる以前の秘密警察として働いていた時の描写が大半を占めている。
実際、スパイ映画か何かでは敵役としてよく登場する割にはメンタル的な部分に関しては対して書かれもしていないロシア側の心情がよく描かれているのでなかなか興味深い。
内情や心情詳しいので作者ロシア人なのかと思いきやイギリス人だそうで。