ピエール・スーヴェストル「ファントマ」登場人物

表紙が気持ち悪すぎる……


なんか冒頭の文といい、江戸川乱歩「黄金仮面」はルパンというよりこっちにインスパイアされてるんじゃないかという感じですね。
どうにも展開がまどろっこしいというか、色々事件が起こってそれが解決しないうちから次の事件を起こすとかいうなんともすっきりしない展開な辺りも似てる。


ファントマ、というのは犯罪と死者の統計上表れてくる「事件と認識されない事件」を起こす天才的な犯罪者という仮定の存在で、裁判所や警視庁などで語られている一種のお伽噺である。
世間に起こる不可解な事件は、ただ一人の天才的な犯罪者によって起こされている。という話は昔からよくある伝説の一つである。かつてはカリオストロ、鉄仮面。そして、この時代には「ファントマ」がそれに該当する。
「彼」は巧緻に長け、犯罪の痕跡を残さず、人を殺すことにためらいのない恐るべき犯罪者である。
という、久弥コピペ的な何か。

ラングリュヌ侯爵夫人
テレーズ県ボーリューにある館に住む
ボネ
裁判長
ヴィブレイ男爵夫人
若い金持ちの未亡人
テレーズ・オーヴェルノワ
ラングリュヌ夫人の孫娘
シャルル・ランベール
エチエンヌの息子。エチエンヌがパリに帰るまでボーリューの館で預かっている。18歳
エチエンヌ・ランベール
侯爵夫人の古い友達。シャルルの父親。
ベルサム卿
失踪した日の朝に真四角の手紙を受け取っている。元イギリス大使館
ジューヴ警部
パリ警視庁の腕利き
フランソワ・ポール
浮浪者
ブジーユ
浮浪者
ド・プレール
予審判事。
ドロン
執事
マリー
小間使い。事件当日は三階の寝室
ルイーズ
料理女。事件当日は三階の寝室
エルヴェ
料理頭。事件当日は村に泊まって不在
ジグー
書記。太った陽気な小男。
ドゥセ
憲兵班長

ファントマ (ハヤカワ文庫 NV 110)

ファントマ (ハヤカワ文庫 NV 110)