フレドリック・ブラウン

「さあ、気ちがいになりなさい」文庫版が登場

なぜ、このタイミングで…?さあ、気ちがいになりなさい (ハヤカワ文庫SF)作者: フレドリックブラウン,Fredric Brown,星新一出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2016/10/21メディア: 新書この商品を含むブログ (3件) を見るなんにせよ新装版の異色作家短編集が…

厚木淳の「73光年の妖怪」ノート

ノート 厚木淳 一口にミステリあるいはスリラー・ライターといっても、まさかヴァン・ダインとイアン・レミングを同一の範疇の作家として考える人はいないだろう。本文庫では、そうした作風の違いを便宜的にマークによって分類しているが、SFの場合はどうだ…

フレドリック・ブラウン編「SFカーニバル」再読1

SFカーニバル (創元SF文庫)作者: フレドリック・ブラウン,小西宏出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 1993/05メディア: 文庫 クリック: 2回この商品を含むブログ (5件) を見る再販されたと聞いたので再読 「タイム・マシン」ロバート・アーサー お笑い短編。…

仁賀克雄/編「猫に関する恐怖小説」その1

猫に関する恐怖小説 (徳間文庫)作者: フレドリック・ブラウン,仁賀克雄出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 1984/02メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見る トバーモリー / サキ 人語を解する様になった猫の話。 恐怖っていうかギャグ。 猫男 / バイ…

「73光年の妖怪」復刊版

73光年の妖怪 (創元SF文庫)作者: フレドリックブラウン,Fredric Brown,井上一夫出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 1993/05メディア: 文庫 クリック: 3回この商品を含むブログ (7件) を見るなんか、復刻されてたみたいですね、「73光年の妖怪」 図書館で借…

フレドリック・ブラウン「天使と宇宙船」

天使と宇宙船 (創元SF文庫)作者: フレドリック・ブラウン,小西宏出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 1965/03メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 38回この商品を含むブログ (32件) を見るフレドリック・ブラウンの短編集では割と面白い部類のやつですね。 「…

リクエスト

フレドリック・ブラウン「三人のこびと」 〃「やさしい死神」 〃「交換殺人」 〃「手斧が首を切りにきた」 「異形コレクション 心霊理論」 「異形コレクション 怪物團」 アントニィ・バークリー「ジャンピング・ジェニイ」 〃「地下室の殺人」 さて、何冊届…

フレドリック・ブラウン「殺人プロット」読了

ほう……。 なかなか軽妙と言うかテンポが良くどんどんストーリーが進んでいくので途中で飽きる事がない。ブラウン長編にしては出来がいい。 それにしてもブラウンの長編に出てくる男は飲んだくればっかだね。アメリカ人ってみんなこうなの?真っ昼間からバー…

フレドリックブラウン「殺人プロット」

ブラウンの長編にしてはスピーディーで最初からグイグイと引きこまれる話。 初っ端から赤い服を着て仮面を付けたサンタクロースが出てくる。 次にはそれを書いたラジオ脚本作家が、自分のラジオ用プロットが実際の殺人に気付く。 ここら辺があらすじにあると…

フレドリック・ブラウン,マック・レナルズ/編「SFカーニバル」

フレドリック・ブラウンとマック・レナルズ共編のSFアンソロジー 収録作は以下の通り 「タイム・マシン」ロバート・アーサー 「ジョーという名のロジック」マレー・ラインスター 「ミュータント」E.F.ラッセル 「火星人来襲」マック・レナルズ 「SF作家失格…

フレドリック・ブラウン/編「SFカーニバル」

フレドリック・ブラウンの作品集ではなくアンソロジー的な物なのであんまり期待はしてなかったのだが、意外に面白い。これが絶版なのは残念な事だ。

フレドリック・ブラウン「3、1、2とノックせよ」

読み終わりはしたが……。 うーん。まあ、こんなモンかなぁ。最初の方には、連続強姦殺人魔とレイ・フレックが出会ったとき何かが起きる!的なノリだったのに、いつまで経ってもレイ氏は夜の町を方々ほっつき回って金策に走りまわるばっかりで、一向に強姦魔と…

フレドリック・ブラウン「3、1、2とノックせよ」

初っぱなに「痴漢」とかいう名前の殺人鬼が出てきて「はぁ!?」となったので、もとの名称調べてみたら「psycho」。 オメー、なんだよそれ。 ロバート・ブロックの「psycho」ですら「気ちがい」と訳されていたのに、よりにもよって「痴漢」かよ。どういうセン…

フレドリック・ブラウン「彼の名は死」

コン氏はしがない印刷業者である。妻を殺した一年前から彼は変わってしまった。人殺しをした事で、彼の犯罪に対するハードルが低くなったのである。 しかし生活は変わらず、あいかわらずの貧乏ぐらし。 コン氏がニセ札の印刷を考え付いたのは必然と言える。 …

SFカーニバル 3,1,2とノックせよ 殺人プロット 前にも頼んだはずなのに全く反応無いんだよね

借りた

彼の名は死 スーパー・カンヌ 水谷準集 復讐の女神 死にいたる火星人の扉

フレドリック・ブラウン「73光年の妖怪」

「73光年」というSF的な言葉と、「妖怪」という泥臭い言葉のミスマッチさが興味を引いたので手に取ってみたが、実際は普通の侵略物SF。 原題は"The Mind Thing"で、どうも「知性体」という言葉を「バタ臭い」と感じる訳者のセンスでこういうタイトルになった…

(読みかけ)フレドリック・ブラウン「通り魔」

短編の名手フレドリック・ブラウンの長編。しかもミステリ。 聞いただけで不安になるね。好奇心は沸くけど。 やっぱり短編で評価されてるだけあって長編になると中弛み感がひどい。というか、最初っから水増し感が。 星新一も同様の性質持ってた気がするし、…

借りた本

フレドリック・ブラウン「通り魔」 〃「復讐の女神」 多岐川恭「氷柱」 〃「変人島風物詩」 P.K.ディック「ザップ・ガン」 ホントは多岐川恭「落ちる」とフレドリック・ブラウン「まっ白な嘘」借りたかったんだけどおいてなかった。 あと、小松和彦の「日本…

フレドリック・ブラウン『さあ、気ちがいになりなさい』

早川書房の異色作家短篇集はそれなりに惹かれるモノであるけど、値段が妙に高い(¥2,100)のと、ハードカバーのくせに幅が短い体裁なので非常に読み辛い。 それなら東京創元社の文庫本を買った方が手っとり早いし読みやすいし値段も安く住むんじゃないかと思…

「天外消失」

「世界ミステリ全集 37の短編」のうち14編を収録した本 37個全部入っているわけではない 「ジャングル探偵ターザン」 しょっぱなに持ってくるのにこれはどーよ?と言いたくなる短編。まあターザンシリーズ中の一遍なんでこれだけ読んで面白いわけがない。探…