うせやん……
- 作者: 澤村伊智
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2018/07/24
- メディア: 文庫
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第三章途中
は?
ええ・・・?
なんか伏線あった?と思って読んでたけど、見事にありましたね。謎だったあの文が。
そっかー、これはアレだな。続編も映像化するのではとか思ってたが……
うせやん……
第三章途中
は?
ええ・・・?
なんか伏線あった?と思って読んでたけど、見事にありましたね。謎だったあの文が。
そっかー、これはアレだな。続編も映像化するのではとか思ってたが……
Zooの目人形?
タイトルだけ見ると「うまずめ」のアナグラムっぽく見えるし、
作中の原稿中に「ずうのめ人形」には目が入っていると聞いて「ぼぎわん」のときみたいな由来かと思ってたけど
https://www.amazon.co.jp/dp/B07FNHY6VX/
第二章途中
「恐怖小説キリカ」が面白かったので次。
ぼぎわん?ぼぎわんは映画のイメージがまだ強いからなぁ……映画化作品の割に下手に面白いからな……
映画化作品は原作読んだらどっちかの評価下げざるを得ないが、それはしたくないので。
いやぁ……おもしろいなこれは……
久しぶりに面白い小説読んだな……
あんまり簡単に消費するのも勿体ない感じではあるけど、他に面白いものないからしょうがないね。
なんかダレてきたらちょうどいいタイミングで盛り上がるシーン入れてくるのが凄いよな。
変死した編集者の家の現場から持ち出された謎の小説の原稿。その原稿を読んだものの中に赤い糸が見えるようになる人が現れ、やがて……。
というストーリー。連絡取れなくなって原稿取りに行ったというあたりで「幻誌狩り」の黄金の詩のような感じがしたが、まあアレは麻薬のようなものなので本質的に違うか、ドゥバド。
確かに「リング」感はあるが作中「残穢」に言及あるせいかそれっぽい感じもする…。呪い解くために原稿読むあたりやっぱり三津田信三っぽい気もする。
それにしても読んだ人によって内容変わる原稿じゃなくてよかったっすね…。
呪いの由来はちょっと笑ったな。まだ三章有るから何かしらドンデン返し来そうだけど(来るのか?)
都市伝説が怖くないとか言わせたり、現代人の心境に寄せてるのが流石ですよね。何であんなモン怖がるんだろうと思いっぱなしだったけど。あと「見えるんです」系の痛いやつも揶揄してるあたりもね。ああ言うのホントいらないんで……。(作中の人物が言うのとリアルでこういう事言うやつはかなり差異がある)
時代劇でもやってんのか?
女性の描写が麻生幾並みにきっついなと思ってたけど、肝心の悪人の描写も時代劇の悪代官そのまんますぎてきっついな。冒頭の描写からアニメの脚本用に書いたのを転用したのかと思ったけど、流石になろう以下のラノベ風な文章に耐えるのはなかなかきつい。勢いはあるから読めないことはないんだけど、数ページごとに限界がくる。あんまり文章書いたことがないから変な冠詞や流しで誤魔化してる感じがする。
ところで作中登場する「警察庁図書館」は単体で本出てるみたいだけど、世界観同じだとしたらこの攻殻みたいな世界なのかね。
むちゃくちゃ文章が読みづらい
作者の経歴はご立派なのだが、それが小説に生かされているかは怪しい。ライトノベル的な読みにくさというよりも「外事警察」みたいなドキュメンタリー系書いてる人が小説書いたみたいな分かりづらさが有る。
さらに、やたらと改行しまくる、登場人物の思考を()で囲う、無駄な「──」の多様
と、文章ラノベに寄せてきてるのが最悪。
素でやってるのか、編集辺りにこうしろとアドバイス受けたのか、「こうしときゃ読みやすくなるだろ?」みたいな安直な考えでやってるのか。
表紙で気になって手にとってはみたが、読み切れる自信は全くない。主人公ぽいのがセーラー服着た不死者っぽい設定なのも割ときつい。「BLOOD」かよ……
講談社のタイガ文庫はあんなんでも中身それなりにまともに見えたがこっちは無理そうね
変わったミステリ系かと思いきや妖怪退治系だった
面白いんだっけって言われると微妙。小林泰三はわかりやすいけど、戦闘描写に関しては妙にまどろっこしくて読みづらい。ので。
念の入れようがすごい
三津田信三シリーズと同じく、作者を主人公とするお話。
三津田信三の怪談とは違ってサイコホラー。というか、小林泰三ふうなホラー。
映画「来る」を見たので読んでみましたが、面白い。
話自体は「いやー嘘でしょこれは」と言いたくなる話ではあるが、あとがきとか設定が念が入っていて「え?本当なの?」と思わせてくれる。
「この物語はフィクションであり、実在の人物団体とは関係ありません」
という注意書きにホッとさせられる話。
割とまともな清涼院流水という感じ。
講談社タイガとかいう講談社の文庫の新しいレーベルらしい。てっきりライトノベル系統のものかと思ってたら、ライトノベルはライトノベルで講談社ラノベ文庫とか言うのがあるらしい。どういうコッチャ。
体感的にはラノベというより、昔流行った(らしい)ノベルズの文庫版みたいな感じなんだろうか。
話はもっとラノベ的な低レベルな話かと思ってたけど、以外はまともだし、話もテンポよく進んでいて面白い。
文章もラノベと違ってちゃんとしてる印象あるんで、ラノベではない感じ。
ただまぁ、設定がある意味清涼院流水というより、麻耶雄嵩的な「非現実的設定」を前提とした感じではあるので、正当とは言い難いような感じ。
早すぎるどころか、出てこないうちから解決してるってのがなんとも斬新ではあったかな。