「どんがらがん」その2
- 作者: アヴラム・デイヴィッドスン,殊能将之
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2005/10/26
- メディア: 単行本
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さもなくば海は牡蠣でいっぱいに
なんか、「あるいは牡蠣でいっぱいの海」のタイトルの方が良かったとか言われてるヤツ。まあ確かにそうかもしれないけど内容的にはこっちの方が良いのでは?と言うか、どっちにしろ内容を表しているとは言いがたいタイトルよね。
- 出版社/メーカー: 角川映画
- 発売日: 2010/10/20
- メディア: DVD
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内容は異星人が無機物の形で地球上に存在しているって話。割りとありがちじゃないですかね。
オスカーとファードは共同で自転車屋を経営していた。ある時ファードのお気に入りのフランス製自転車を勝手にオスカーが使用して傷物にしてしまった。切れたファードは自転車をめちゃくちゃに切り裂いて店の裏に放置しておいたが、数日して見ると自転車は原状回復していた。
ファードはクリップはすぐなくなるのにハンガーは溜まる一方であることからとある仮説を立てていた。この地球上にはものに擬態する生命体がいて、幼虫時にはクリップの形をしていて、成虫になるとハンガーの形になる。これを元に、このフランス自転車もまたインベーダーの擬態であるとの持論を展開する。バカなことをとオスカーは笑うが、フランス自転車に乗せられて怪我をしたファードは怯えて家に引きこもった。
3か月後、店を訪れてあのフランス自転車はどうなったと訪ねる客に、オスカーは「種馬にしてやりましたわ」と笑って答えた。
一方ファードは家の洋服ダンスでハンガーに首を絞められているのを発見された。
「俺が公園で精出してるあいだ、お前もちゃんとこの店で精出してくれたんだろうな」
って汚い発言だなぁ……
もしかしてオスカーも人間に擬態した異生体だったって落ちなのかね