「超訳ラヴクラフトライト2」その1

這い寄らない混沌

超訳ラヴクラフト ライト2

超訳ラヴクラフト ライト2

表紙の円光してそうなjkは誰なんやろと思ってたら、またもやプロローグの導入役のナイアルラトホテップ。よく見たら髪飾りがまたもやトラペゾヘドロン。君はアウターゾーンの案内役かなんかか?
今回の内容は闇に囁くもの。
追加キャラとして主人公の講座の学生が新たに追加されています。
民俗学の内容についても現代風に説明してあるので助かりますね。
前回の1のダンウィッチの怪についても、当時の差別主義的な価値観ではなく現代的な価値観持った主人公を投入しているというのはなんとも有難いですね。

前に創元推理文庫で読んだ時のストーリーは、覚えてる限りだと、写真に映らないカニ星人が云々という手紙を貰って、しばらく文通してたらいきなり人が変わって、こっちに来いと言い出したので行ってみたら、呼んだ当人が実はカニ星人に脳取り出されてましたって話だったような。
まあ、今回のはそこまで眠くなる話でもないかな。なんだかんだ言ってクトゥルーの呼び声とかナイアルラトホテップとかカダスとかそこら辺が意味不明だからな。インスマスとか魔女の家とかあたりのゴシックな話はわりかし分かりやすい。(先に永劫の探求読んでたせいかもしれないが)

ちなみに後ろの広告にラヴクラフトライトの「3」が3月に、「4」が4月に発売予定と書いてあったんですが、5月も終わるというのに出る気配すらないですね