麻耶雄嵩「さよなら神様」

さよなら妖精」のパクリか何か?

さよなら神様

さよなら神様


読んでみて思ったんだけど、やっぱり「化石少女」は面白くない分類で良いんじゃないかなぁと。今まではどっちか付かずの評価しかしてなかったけど、これ読んだあとだとねぇ。
感想としてはなんか評価高いと言われてる割には微妙くさいなぁと。わりかし好評価の短編集でこんだけ微妙なら「化石少女」とか駄作の部類に入っちゃわない?というか、評価高いのでこれなら、(「メルカトルかく語りき」「貴族探偵」でも思ったが)麻耶雄嵩ってやっぱ短編って大して面白く無いんじゃないの。どうも、「螢」やら「隻眼の少女」がまぐれ当たりなだけで、基本「正直微妙だけどなんかミステリ界では評価高いみたいだし、好きな作家の一人に挙げれば通ぶれるからとりあえず褒めとこう」みたいな評価で良いんじゃないかな。
んで。なんか最期「神様出しぬいてやったぜ」的におわるのは良いんだけど、別に大したことしてないよねぇ今は大丈夫だけど後々疑心膨らんできそう。というか、人間ちゃんがなんか小賢しいことして神様出し抜こうとしてるけど、あえてそれに乗っちゃうの?性格悪いのに?主人公周りの人物が苦しむより、主人公苦しんでる姿のほうが見たいから?もうなんかなんでもありじゃねぇ?つまんなくね?設定的に。
て言うか、自分の作った世界で自分の作った生き物いじめても虚しくならね?て言うかつまんなくね?どういう反応するのかはある程度わかりきってるしさ。

短編集だけど、どうにも各話紹介する気にもならないのでここでお開きにします