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「囁く血」その1

海外のホラーアンソロジーHottestBlood(HotBlood第三弾)の翻訳。らしい。

囁く血―エロティック・ホラー (祥伝社文庫)

囁く血―エロティック・ホラー (祥伝社文庫)

「人魚の歌が聞こえる」ナンシー・ホールダー

エログロ人魚姫。
でもって、自分を元人魚だと思ってるヤク中女という解釈が途中で出てきて最後はやっぱり人魚だったねと。そんな落ちで別に目新しさはないような。

「数秘術」ベントリー・リトル

なんでも数字を関連付けて考える男の独白が延々続く話。
別に面白い終わり方もしないのでなんとも。「π」でも観てた方がマシだ

「心の在処」デイヴィット・J・ショウ

人妻が間男と組んで暴力的な夫を謀殺したものの夫がゾンビになって帰ってきて。ところがこのゾンビどんなにバラバラにしても生きて(?)いる。最後はバラバラにした上ガスコンロで焼くのだが…。
なんか訳者がタイトルに注目とか言ってたけど、別に笑うようなオチでもなかった。
焼いても灰になっても生きてるって昔のゾンビ映画で見たな…。そういうの知ってるゾンビ好きには面白いのかもしれんね。死霊たちの宴並みに下らなかったが

「疵物」エリザベス・マッシー

聖職者のフリした男たちが知恵遅れの男女をさらってきて、偽の信仰を植え付けてセックスさせる話。
エロ漫画でよくありそうな奴。まあ、これに出てくる司祭様は別に手は出さずに、その痴態を見ながらオナってるだけですがね。なんかイーガンの「愛撫」を思い出す。

「妖女の深情け」グレアム・ワトキンス

まんこに歯やら牙やらの生えてる女達の住む家に迷い込んだ男の話。
ああ、歯医者ね。はいはい。でも抜いたぐらいでどうにかなるのかそれは。
北野勇作はこれ読んで「ハグルマ」書いたのかな

「闇のなか」マシュー・コステロ

映画館でポルノ映画見ながらシコってたら張り込みの警官に逮捕された話。
なんかオチが弱いな。表現の仕様によっちゃ面白い作品になりそうなのに衝撃度が少ない。
て言うか吉良吉影かよ

淫夢の男」ドン・ダマッサ

相手の夢に自在に入り込める男に惚れられた女が、毎夜その男とセックスする夢を見せられる話。
木曜の怪談の「マリオ」の立場が逆転してるような話。
さあ、問題は本当にこの男がそんな能力持ってたのかという話でしてね。ストレス限界迎えた女に殺されそうになる*1のは作戦のうちだったのだろうか?

*1:未遂