海野十三の短篇集が東京創元社から発売
えっ
- 作者: 海野十三,日下三蔵
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2015/07/29
- メディア: 文庫
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それにしてもさすが売り方わかってるなぁ…海野十三作品の中でも割と奇妙なタイトルにこのキャッチーな表紙。青空文庫で幾つか読めるとは言ってもこの海野十三と創元推理文庫というアンバランスな組み合わせで買ってしまいそうになる。
それにしてもなぜ?確かにちくま文庫あたりからも出てた事はあったけど、あれは全集にない作品を新たに収録という目玉があったからなぁ。
今回の収録作品見てると
「麻雀殺人事件」
http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488446116
「省線電車の射撃手」
「ネオン横丁殺人事件」
「振動魔」
「爬虫館事件」
「赤外線男」
「点眼器殺人事件」
「俘囚」
「人間灰」
「獏鸚」
とラインナップ的に見ても目新しい物はないし…。ファン向け?この内容で1000円超えって高くない?最近の創元推理文庫の価格的には平均だろうけど、それにしても青空文庫で読めるやつをこの価格でってのは…。採算取れるんだろうか?
あ、もしかして「艦これ」の影響で海野十三の知名度上がったからここらで一発儲けようやって魂胆なんですかね?「振動魔」「俘囚」「人間灰」と言った「日本探偵小説全集名作集1」に収録されてるのを、重複で入れてるあたりからしても、初心者向けな感じが。
それともアレかな。最近流行りの小説投稿サイトでの人気作品を書籍化して売るって流れ。出版にともなって作品公開停止する場合もあるけどまんま残してたりするしね。それで売れるんならこっちも出してみようってやつなのか。
そんなに青空文庫でPV率高いの
まあ、よく考えたら「日本探偵小説全集11」にも海野十三収録されてるんならそう珍しいことでもないのかもしれないね。
追記:
なぜか次があるらしい……。ラヴクラフト傑作集みたいにシリーズ化でもするつもりだろうか
isbn:9784488446123:detail
www.tsogen.co.jp