ようやっと小林泰三の面白い長編ミステリが読めたという感じ。「密室・殺人」だと結局クトゥルフ的なタームは幾つかあったものの、オチにもトリックにも全く絡んでこないという残念な結末だったが、今回は一応不思議の国と現実世界の構造が結末に絡んでくる。
- 作者: 小林泰三
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2013/09/20
- メディア: 単行本
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それにしても、アリス世界のほうが現実なら、犯人は夢の世界に出てくる連中が不愉快だから現実の連中殺してた事になるな…