まだ人間じゃない (ハヤカワ文庫 SF テ 1-19 ディック傑作集)
- 作者: フィリップ・K・ディック,Rey.Hori,浅倉久志,友枝康子,大瀧啓裕,小川隆
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2008/03/07
- メディア: 文庫
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フヌールとの戦い
身長が60cmぐらいしかない侵略者のフヌールが人間に化けて地球侵略を行う。
さあ、これもなんかの暗喩かな。アメリカ人にしかわからんアメリカンジョーク。下らない話にしか思えないけど
最後の支配者
アナーキストに世界の政府が打ち倒され、文明が失われた世界。破壊を逃れた一つのロボットは周りを山に囲まれた盆地で失われた文明を再現していた。
「ジェイムズPクロウ」を思い出すような話。
干渉する者
タイムトラベル技術により未来を観測していた政府だが、その未来に基づいて現代を修正すると、今度は人類が絶滅するという未来が観測された。
まあ、これが一番面白いかな。
12モンキーズの逆版みたいな。
運のないゲーム
昔の探偵小説にある詐欺の話が思い出される
CM地獄
CMが過剰に溢れた未来の話。
アメリカには過剰な広告や訪問販売に関する規制ってのが無いのかね。そういう法がないからこその未来像なのかな
かけがえのない人造物
プロキシマとの戦争後、火星のテラフォーミングに携わっていた技術者の話。
「人物像」に空目してた。
というか、「われわれが行ったような戦争に生き残れるものなどありはしない」とか言っててる割に、ビスクルが生き残ってるのはなんで?
あっ(察し)