- 作者: 鈴木光司
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2013/05/25
- メディア: 文庫
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ループ読んだ時もこんな感じだったな。本格的にこの人リング以外駄作しか書いてない気がする。所詮恋愛小説家にホラーやらせるのは無理だった。ということで。
「らせん」ラストで再生された子が主人公だったというなんとも衝撃的なネタバレがありはしたが、その結婚相手の女は高山竜司と貞子の間に生まれた子供とかいう、何だそりゃと言いたくなるような設定でございます。もちろん「ループ」踏まえた上の世界観だから、主人公たちのいる世界はあくまでシミュレーション上のものです。てっきりあの世界ループワールドが実在するパラレルワールドかなんかだと思ってたらこれだからな。そこの時点でもはやホラーとしては成立しなくなってる。
いったいこんなものを原作にした「貞子3D」とかいうのはどんなシロモノなのだろうと逆に興味がわく。
映画「リング」に関しては、先にTVスペシャル版のリングを見ていたせいか、「もっと原作に近づけろよ!」と言いたくなる部分が多いが、こいつに関しては別にどうとでも好きなようにしてくれと言いたくなった