面白くないSF
世の中の大半のSFは面白くないんじゃないか?という気がしてきたので面白いのと面白くないのを列挙する
ネット上にはどういうわけかSFばっかり勧めてくる連中がいるけど、そういう連中の話真に受けて手を出すと痛い目にあうよという好例。
あと、そういう話真に受けて、読んでもいないのに他人に薦めるのは……辞めようね!
P.K.ディック
「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」
アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (ハヤカワ文庫 SF (229))
- 作者: フィリップ・K・ディック,土井宏明,浅倉久志
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1977/03/01
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「高い城の男」
- 作者: フィリップ・K・ディック,土井宏明(ポジトロン),浅倉久志
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1984/07/31
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「流れよ我が涙と警官は言った」
- 作者: フィリップ・K・ディック,友枝康子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1989/02/01
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「スキャナー・ダークリー」
- 作者: フィリップ・K.ディック,Philip K. Dick,浅倉久志
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2005/11/01
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「アルファ系衛星の氏族たち」
- 作者: フィリップ・K.ディック,Philip K. Dick,友枝康子
- 出版社/メーカー: 東京創元社
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「パーキーパットの日々」
ディック傑作集〈1〉パーキー・パットの日々 (ハヤカワ文庫SF)
- 作者: フィリップ・K.ディック,浅倉久志他
- 出版社/メーカー: 早川書房
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「ザップ・ガン」
- 作者: フィリップ・K.ディック,大森望
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それ以前に世界観が鬱々として爽快感も何もあったもんじゃない。というより、そこらへんの「核戦争で世界崩壊した世界を描く」って思想の源流が謎だし共感もできない。なぜ核戦争?ていうか、核戦争あった後人類生き残ってるの?
読んでいればいつか面白くなるのかとおもっていくつか読んだけど、アルフレッド・ベスターの「分解された男」みたいに本当に面白いSF知ってからは読む気をなくした。
まあ、なんで評価されてるかって言うと映画化されてるからそれから入ったってのが多そう。要は、コロンボ、じゃなくてメグレ警部シリーズみたいなもん。
A.E.ヴァン・ヴォークト
ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア
「輝くもの天より堕ち」
輝くもの天より墜ち (ハヤカワ文庫 SF テ 3-6) (ハヤカワ文庫SF)
- 作者: ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア,James Tiptree Jr.,浅倉久志
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レイ・ブラッドベリ
「メランコリイの妙薬」
- 作者: レイブラッドベリ,Ray Bradbury,吉田誠一
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J.G.バラード
「時の声」
- 作者: J・G・バラード,吉田誠一
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「終着の浜辺」
- 作者: J・G バラード,J.G. Ballard,伊藤哲
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ジーン・ウルフ
「ケルベロス第五の首」
- 作者: ジーン・ウルフ,柳下毅一郎
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作家のおすすめってほとんど面白くないのばっかだよね。なんでだろ。本の読み過ぎで、通常の面白い話では面白いと思わなくなってしまうんだろうか。あと「アイデアの種になる」って基準で見てるフシがあるよな。
「自分が思いつく程度の話はつまらない」と思ってるのかもしれん。
ウィリアム・ギブスン
「ニューロマンサー」
- 作者: ウィリアム・ギブスン,黒丸尚
- 出版社/メーカー: 早川書房
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とは言っても、内容自体も割と意味不明なとこあるからなぁ
グレッグ・イーガン
ほぼ全部。
難解オブ難解。
SF者が嫌われる理由の一つに「グレッグ・イーガン作品が好き」って言ってるのがあると思う。名前を聞いただけで普通の小説の愛好者は裸足で逃げ出す。
なんかサラッと今までにない最新科学の概念を持ち出してろくに説明せずに話を勧めていくので、読者は完全に置いてけぼりになって「お、おう……」状態で読んでいくしかない。話的に面白いかと言うと別にそんなこともない。本当に。
だって世界観の説明まともにしてないのに読んでいって面白くなるわけがないじゃん……。概念的な部分を理解できないってのが理解できないのかあの連中は。
そして理解できない人々に対して「え?なんで理解できないの?俺は出来たけど。俺って変わってんのかな?」みたいな感じ出してくるから本当に嫌われる。
色々言ってるが、大体これらの小説を勧めてくる人の話聞いてると、本当にオモシロイと思っていて話していて、「俺の感性がおかしいのか?」と思ってしまうが、
自分の感性にあった小説ってのがまた別に存在していることを考えると、そういう連中とは本当に感性が合わないんだぁ。人の好き嫌いは多様で、特にこの人とは感性が合わないんだと結論づけるしかない。たとえ本好きであっても感性は人それぞれ。「本が好き?ではSF小説も大好きだよね?」なんてのは強烈な勘違い。
近未来小説が好きでも、「SF好きのすすめるSF小説」を面白いと感じるかはまた別なんだよなぁ。
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