異形コレクション48「物語のルミナリエ」その1
- 作者: 井上雅彦
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2011/12/08
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 73回
- この商品を含むブログ (10件) を見る
吐き気がするほどつまらん。そういう雑誌じゃないだろ、異形コレクションは……。喜劇綺劇以来の大外れですな。
東日本大震災を前提に「がんばろう日本」とかそういうくだらないキャッチフレーズに踊らされた雑誌の一つですな。
じゃあなんで買ったんって言うと、飛行機乗るときの暇つぶしになにか本買おうとしたらこれしか該当するのがなかったから。小林泰三作品か「心霊理論」にしとくんだったな。これ以外の異形コレクションって軒並み状態が悪かったから選択肢がこれしかなかったのよね。
収録されてんのがこれまた健全な話ばっかで、要はこの編者も「ゲゲゲの女房」で水木しげるの漫画を不健全と断定した連中と変わらん精神構造を持ってるってことね。鬼太郎も戦後のひどい時代に一定の支持を得ていたわけだから、今回の場合でも、やはり新刊としていつもの異形コレクションを出すことが重要だったんではという気がする。
もし、被災地のホラーマニアが異形コレクションの新刊が出てるのを見て目を輝かせたとしても、内容がこれじゃその笑顔をわざわざ曇らせるだけのような気がする。
「オレオレ」草上仁
これはまぁ、普通に面白い
「すりみちゃん」梶尾真治
妙な余韻が残る話。いい話っぽく見えるがそもそもその怪しげな物体の正体は明らかになっていないのでどこかしら不気味な感じが残る
「ハドスン夫人の内幕」北原尚彦
うん、まあ。この人ならこんなもんだろう
「しゃべる花」高橋由太
ええ、そんな底の浅い解法でいいの?
キリエ
うーん。最後のは‥‥‥
老人だった?だから付いてきてた両親はすでに
でもなんのためにそういう設定にしたのか。キリエの方とはなんか関係あったのか
ひとりで大丈夫?
要件は満たしてるが。このパパって本当の父親なのか単なるパトロンなのか
「トリッパー」輝鷹あち
今のところ一番壁に本ぶつけたくなる作品