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仁賀克雄編「新・幻想と怪奇」その1

新・幻想と怪奇 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ 1824)

新・幻想と怪奇 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ 1824)

解説で編者が「幻想と怪奇」って言葉が語呂がいいとか言ってるけど、どのへんが語呂がいいのかさっぱりわからない。

しかし「幻想と怪奇」という名称は語呂がよいし、そのイメージは現在でも通用する。

えっ

この名称にはファンタジー、SF、ミステリ、ホラー、奇妙な味など全てを含有している幅の広さがある。


それは探偵小説では…
「探偵小説」は「ファンタジー、SF、ミステリ、ホラー、奇妙な味」も含有していると言われるが、「幻想と怪奇」という名称からはホラーかファンタジーという印象しか受けないような。ミステリはまず入らない。ていうか、奇妙な味でええやん?これはジャンルはなんでもありな気がするし。
いっそダークファンタジー&ホラーってまんまなタイトルの方がまだわかりやすいよね。


しかし、「怪談」が「探偵小説」って言葉並に古びてるって……古びてるどころか探偵小説は完全に死語では……最早本来の意味を知る人がいなくなって、「探偵がやたら出てくる小説」=「探偵小説」みたいな感じに意味の再解釈してる作家もいるし。たまに本来の意味で使われることもあるけど。


そんで早川の短篇集とかって、前から順番に読んでいっても面白いものでもないのでランダムに読んでいきます。

「スクリーンの影に」ロバート・ブロック

エキストラとして長いこと映画に出演してた老人の楽しみは、自分がエキストラとして出演していた映画を見てスクリーンの中の自分を見ること。
そして恋人だったエキストラの姿を確認すること。
ところがある時、彼女の出演する以前の映画に彼女が出現しているのを見かけるようになって……。
やばい、このジジイボケてんな。でもサイコものとしては微妙な感じではないか?と思ってたらコレよ。
ブロックはこういうダークファンタジーも書いてたよねそういえば。あまり面白いとは云えなかったが

「虎の尾」アラン・ナース

結局、引き出してるつもりが引き入られてた?
良く分からん話。
SF的なコメディにしてもホラーにしても中途半端な感じ