- 作者: グラディス・ミッチェル,堤朝子
- 出版社/メーカー: 原書房
- 発売日: 2008/09/26
- メディア: ハードカバー
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よくわからないのが、途中まで殺人を立証できないから手が出せないみたいなことを言ってたくせに、犯人待ち伏せして一網打尽にして終わりって。
え?殺人立証の問題は解決したの?
だいたいこの時も犯人が国外逃亡を測るからと洞窟で見張ってたのに、何故かそこから本拠地に引き返してそこで大捕物をするという。ワケの解らん展開。
解説から読んでまるで魔女みたいなミセス・ブラッドリーが探偵役のミステリということでキャラクタ自体はなかなか面白かったのだが、まあ、秘書のローラやらオハラやらがやたら武闘派で、お前らは名探偵コナンの少年探偵団連中かというほど自重せずに思いつきで何でもやらかす。気に入らない奴はボコる。敵の仕掛けた罠はことごとく破るとまぁ、なんなのコレミステリなのに。もっと自重しろよ。と言いたくなる。
まあ、それ自体は面白くていいんだけどね。途中までは、まあ、謎が解けてくるような感触があったからいいようなものの、肝心の謎が解けてからの行動がどうにもすっきりしない。最後の最後で意外な犯人が出るわけでもなし、どうやって殺人を立証するかみたいなことを延々話し合ってて、それで最後は犯人を待ち伏せしてボコッて終わり。というわけのわからなさ。
どうしたらいいんだろう。
昔読んだ海外の少年向けミステリを彷彿とさせる。