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岡嶋二人「99%の誘拐」その1

99%の誘拐 (講談社文庫)

99%の誘拐 (講談社文庫)

なんか冒頭面白そうなんで借りた本。
第一章は昭和47年に綴られる43年に起こった誘拐事件の詳細。
第二章は昭和62年に起こった金塊発見によって19年前の事件の真相が示唆される。
第三章は昭和63年に起こされる誘拐の話。


昭和……何しろ年代が古い、パソコン通信とかの時代ですからね。
昔、一度NHKかなんかでドラマ化されたのを見たような気もするけど……。
今調べたら、1992年の火曜サスペンス劇場だった……。
http://www.tvdrama-db.com/drama_info/p/id-28371
2時間の単発ドラマだった模様。
あの古臭い社会派推理小説しかドラマ化しないという印象の火曜サスペンス劇場がこれをドラマに出来るとは……

あの時代によくやったもんだと思うわ。


今みたいにインターネットの普及してる現代だったら、カナダにいるからアリバイがあるなんて設定はまず成り立たないよねぇ。プロバイダに情報公開請求して何処のだれが使ってるのかはすぐにバレる。誰かのアカウントをハックするなりしないと無理よね。んな事したら罪になるが。
GAMESのハッキングも警察に届け出が出てるはずだし。不正アクセス防止法で警察の調べが入る。まあ、犯人がハックしたのは誘拐当日なんで誘拐前に犯人の身元が割れるというのはそうそう無さそうだが。


あとなー、兼介、頭いいならそのパソコン分解するなり、再起動させるなりして初期化すればいいのではと。あの時代にパソコン通信とかやっててラップトップまで持ってるんならそれぐらいのスキルはありそうなもんだが。


あと、今だったら駅にも監視カメラあるからJRの協力得られれば多少は探しやすくなるんじゃないのか。最近はネット接続可能な無線LANあるからそれほど目立つ事ではなさそうだが。まあ、時間は10時付近なんでそこらへんの時間帯探せば……。無料アクセスポイントのプロバイダからナンバー調べればわかりそうな気もするし。
無線LANアクセスポイントからDS使って書き込んだ奴が特定された事件もあったし。
それにしても、ADSLも無い時代なのにゲームを公開してダウンロードさせるとか、結構時間かかるんじゃないの?今みたいなブラウザゲーがあるとも思えないし。


今だとMacとかだと合成音声のソフトも入ってるみたいだから、必ずしもプロの仕業とは言い切れなくなるよね。
あと、電話の声が合成音声だとかもすぐにバレそうよね。この時代だとそれほど一般的ではなかったのかイントネーションのおかしな声の女なんて描写されてるけど、今はATMでもどこでも合成音声は溢れてるし。


しかし、誘拐用に作られたプログラムとか(今だったらAIか)、この時代のパソコンのスペックじゃまず無理だし、兼介とかにはすぐバレそうな気もするんだけど。頭いいなら尚更。


第一章の方がまだ実現性は高そうな気もする。オープンリールのテープとか凄い古いが。
今だったらカセットテープになってて早送りはそうそう出来ないでしょうね。


そういえばこの時代のパソコンってHDDを搭載せずに、データは全てフロッピーから読み出すとかいう形式だったよねぇ。FD抜いたりしたらフロッピー内のデータ壊すとか言ってたけど、今のPCの感覚からするとFD内のテキストを読み取ればいいじゃん?みたいな感じだったけど