菅浩江「五人姉妹」その2

五人姉妹 (ハヤカワ文庫JA)

五人姉妹 (ハヤカワ文庫JA)

「夜を駆けるドギー」『少年の時間』徳間デュアル文庫

「逝ってよし」「オマエモナー」
ってなやり取りがなんとなくデジタルネイティブな感じもしなくはない作品。なんせ、大半の作家が2ちゃんねるをろくに知らない中で、ナチュラルに会話内にこういうタームを取り込んでる人はそうそういないしね。ちょっと聞きかじった言葉使って痛々しい文章書いちゃうのが大半。そんな中で菅浩江はやっぱり意味理解して使ってるって感じがする。
「消防」「厨房」に「しょうがくせい」「ちゅうがくせい」ってルビ降るあたりもねw
もう、若干今では古くなってるけどね。
それでもTwitterすらロクに使いこなせないSF作家がいるなかで随分とまともな感性持ってるなと。年齢は変わんなそうだけど

「賤(しず)の小田巻」 1995年11月臨時増刊号

能の知識がないので何が何だかさっぱり。