- 作者: 三津田信三
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/12/15
- メディア: 文庫
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先に下だけ少し読んだ後だと、若干物足りなくなる。
新書版との違いは、作中の「迷宮草子」が文庫サイズになってる事、各章のはじめに挿絵がある事
ぐらいかな。
それにしても、作中の「迷宮草子」は一冊の本なのに、この本自体は上下の二冊になってんだよね。それはいいのか?
霧の館
鮎川哲也の主催する「本格推理」3に最初これだけが載ってたらしいが、確かに
それっぽい雰囲気ではある
子喰い鬼縁起
しかし、最後のその赤ちゃんが〜云々はいらんかったと思う。だれが攫ったかって時点でもう見え見えだし。むしろ飛鳥も三津田信三もなぜその結論を先延ばしにしたのか
娯楽としての殺人
まあ、文章が気持ち悪い。おっさんの考える女子大生の書いた文章って感じだわ。ワザとそういう風に書いてんなら流石だが。
そして長々と続くわりには終わり方はたいしたことない。
陰画の中の毒殺者
タイトルが江戸川乱歩みたいですね。因果とかけてるのか?
解決早かったせいか、怪異は起こらず。
それにしても、兄が大卒無職なのに、妹の明日香はまだ中学生なのか。えらく年離れてるな。