百鬼夜行抄1

百鬼夜行抄 1 (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)

百鬼夜行抄 1 (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)

この頃は、まあ、雰囲気が良いですね。
それっぽい感じ出てるし、今みたいに構図がごちゃごちゃしてて見にくいと言うことも無い。

精進おとしの客

蝸牛の式神は8匹になってる。あとの巻*1じゃ10匹だったと思うが。
まあ、「蝸牛は昔 冥界から私ら八匹の妖魔を呼び出した」って青嵐が言ってる時点で設定違うよな。アレはどっかで拾ってきた形のない何かに形と名前を与えたモノだったし。

お父さんがまだ生きてるけど、このお父さんも笑顔が何か怖いな。青嵐入ってる気もする。
大伯母登場してるけど、これ例の、金持ちに嫁いで行った、彾の姉かね?

闇からの呼び声

クトゥルーの呼び声」みたいなタイトルやなw
律が16、司が19で大学生の頃の話。司は7歳の頃に妖魔を背中に付けられて、12年間も背中にあざがあったのだが、それも最近ひどくなって痛み出して来た。
しかし、他の妖魔見てると普通に日本語しゃべってる気がするんだが、なんで青嵐は孝弘の体に入ったあとリハビリが必要なほど何も出来なかったんだろう。流石に言葉はしゃべれるだろう。それとも、中身が別人だとばれないようにそう言うふりをしてたのか。
どうでも良いけど、あれじゃ生き返らせても酒は飲めそうにないが。で、この時の話に出てる「蘇生の依頼に来る人」ってのが後の巻に出て来る人か。
律が四歳の頃孝弘死亡して、その一年後に彾死亡だから律五歳で祖父死亡。
三歳で妖怪学習したって割にはあんまり対策が取れてないよね。もしかして、習ったっきりであとは何もしてないのか。
司と律が三歳差なら、後に律が大学2年になる頃には、もう卒業だよね。院行ってるんだろうか。宿主の憎悪に反応するとか、蝸牛の見合い相手だった女に似てるな。


後の巻見てると、律が小学生ぐらいの時には青嵐はあの体自由に動かせていたみたいだが、律が小学一年(6歳)としたら青嵐が孝弘の体入ってから2年で体動かせる様になったことになる。
そこから、律が高校生(16歳)になる迄10年。しかし、未だににボタンはかけ違う、手づかみでものを食うと
この間何もしなかったのは青嵐がズボラだからか?


ところで、今回で律は父が死んで中に青嵐が入っていたこと知らなかったのか?
死んで中に青嵐が入ってた事知ってるんなら、父が12年前に死んでいた事を悲しむ必要は無いしねぇ。
…うーん。


他の今市子作品読んだら何かホモホモしい内容だったので、
蝸牛の「孝弘は真面目でおとなしく養子という遠慮があってか、私の前で自分の考えを口にしたこともなかった。でも私はなんとなくあの男が好きだったよ。いつかは酒でも飲んで語り合えるようになると思っていた。私は…孝弘にまだ死んで欲しくなかったんだ…」
とか言うセリフもそう言う意味なのか?

あめふらし

今なら、この妖魔達の言ってたこと自体が罠、と言う風になるでしょうね。
青嵐もあの中の妖怪食うとか、妖魔を呼び寄せるとか、そういう方面の目的に使うでしょうな。

夜行する後悔記

青嵐はお父さんの体に棲みつく事で、人語を解し…
みたいな事言ってるけど、じゃあそれ迄は人の話す言葉を理解してなかったし喋る事も出来なかったって事か?それは無いだろう…。次のページで喋ってるし。

人語を解し
人間っぽくなってきたが

などとも言ってるが、問答無用で人食おうとする奴のどの辺りが人間なんだか…。
と言うか、アレで人間っぽいとかなったら他の妖魔はどうなる。
宴会したり花見したり…。
単に姿が、あの耳の尖った、やたら顔の長い人間体になったって事かな?

*1:19巻あたり