京極夏彦「陰摩羅鬼の瑕」文庫版

文庫版 陰摩羅鬼の瑕 (講談社文庫)

文庫版 陰摩羅鬼の瑕 (講談社文庫)

まぁ、図書館で手にとって読み始めたのはいいけど時間切れ。
なんか初っ端から伯爵と関口の禅問答のようなやり取りがあるので、読む気が失せるんですよね。
なーんか、最近の京極堂シリーズは行数を合わせるために無理やり文章詰めたり広げたりしてる印象です。


伯爵の館にやってきた関口と榎木津。
そして、伯爵の花嫁の薫子。
それから伯爵の大叔父やその他。
が登場。したあたりまで読んだけど。


どうも、最初の伯爵と関口の問答見てると、伯爵が犯人っぽい気がするね。「絡新婦の理」同じような理屈で。
伯爵やら関口やらの一人称は案の定読みづらいですね。
伯爵もうちょっと若いのかと思ってたら、50過ぎです*1。おいおい。50で花嫁かよ。
そりゃー、こんな奴に嫁に来るのはよっぽど奇特なやつでしょうな。
どうも、本だけ読んで世界のことを知ったって割には、まぁ、まともに見えますね。
しかし、こんな人がなんとも精神は若々しいまんま50まで生きれたったのが驚きですね。一人称がなんか若い感じがする。

*1:執事が50年使えてるとか、30年前19歳だったとか