タイトルでオカルト臭さ充満してたけど、読んでみると意外に「幽霊は自己の認識の中に存在する」というスタンスの物が多くて、所謂「霊的なエネルギー」とかいうオカルトじみた物はそんなに多くなかった。
八杉将司「俺たちの冥福」
クオリアを軸にした幽霊の論理展開
なんとなく、小林泰三っぽい感じだった。特に最後とかね、もろに
スマートな感じで良いと思う
上田早夕里「くさびらの道」
朝松健「赤い歯型」
理論に囚われて結局失敗してる様な……。お前はシャーロック・ホームズじゃないだろ。
どうも現象見るに駿河坊主の言ってた事の方が正しい気がするんだけど。
どうも、一休側を正しい側にしたくて相手の言ってることとりあえず否定、みたいな最近の漫画にありがちな悪い点が目に付く。
平山夢明「祈り」
流石。平山節は健在。「ああ良かった」ってお前w
遠藤徹「なまごみ」
理論が出てないとか以前にそんな面白い話ではない気がする
梶尾真治「葛城淳一の亡霊」
うんまあ。「心霊理論」って言葉を聞いたときに感じるチープさ、パチモン臭さをそのまんま体現してるかの様な話。
面白い話ばっかりだと緩急付かないんでこう言うのも必要なんだろうね。