二壜の調味料

まあ、なんというか訳がひどい。
一時期は確かにこんなふうに日本語としちゃおかしい翻訳されてるモノも読んでたが
最近は日本人作家のものばかり読んでるので、この直訳調にあふれた小説は読んでて苦痛だった
「絞首人の手伝い」や「ツイスト博士シリーズ」なんか見てると、早川ポケットミステリの翻訳者にはろくなのがいないんじゃないかと思ってしまう

二壜の調味料

なーんか今読んでみると「じゃあ骨どうしたん?」ってツッコミ入れたくなる
なんにしても筋肉だけでできてるわけじゃないんだしさ。モツとか性器とか眼球とか頭髪とかそこらへんどうしたのっていう
全部処理したんなら確かにエグイが
例の神隠し事件でもいろいろ処理の方法は問題になってたよなぁ
ちなみに作中じゃ排水口も調べてて、異常なモノは見付からなかったという結果が出ている

スラッガー巡査の射殺

前回の事件で結局警察は陪審員を納得させることが出来ずに犯人は無罪になったんだそうで
日本じゃ信じられないことだが、こういうのって向こうじゃ割と普通なんですかね。
向こうの司法制度がどうなってるのかとか詳しいことは知らんので。

で、まあ今度は警官殺しをやらかしたそうですが、今度も証拠となる弾丸が見つからないので起訴に持ち込めないとか何とか
状況証拠で任意同行させりゃ良いじゃんって思うんですがねぇ。そういうのは出来んのか

今回もトリックがトンデモだったせいか無罪になったそうで
まあねぇ
そもそも銃身通ってる段階で解けちゃうんじゃないの?
ていうか、火薬の爆発に耐えられるのかという
鉛の玉とじゃさすがに空気抵抗や重さの影響を受けて弾道も変わってくるはずだからそれらを考えるとあんまり現実的じゃない気が



とりあえず全体読んでみるとなんというか、「これバカミスだ」と気づいてしまう
まあ、そういう作品集なんで