感想としては、よくあるネタを東野流に書き下ろしただけだなと言う感じ。
- 作者: 東野圭吾
- 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
- 発売日: 2008/05/24
- メディア: 文庫
- 購入: 13人 クリック: 101回
- この商品を含むブログ (274件) を見る
まあ、以前漫画でも似た様なストーリーの物があったし。
わざわざ「問題作」って付けるほど類型のないストーリーでもない。
というか、割と良くある話。
こういう良くある話をそれぞれの作家が書くときは大抵、その作家独自の何かを付けくわえるモンだけど。
あいにくとコイツには東野らしさと言うかそういう物がない。
横山秀夫辺りが書けばもうちょっと重厚な描写のある小説になったんだろうけど、生憎と東野圭吾は軽快さと読みやすさの作家なのでそういうのには全く向いてないんですな。
主題の「警察の在り方」みたいなのにしても今更感のあるネタだし。こんなので「読みおわった後色々と考えさせられる」なんて言ってる奴見ると、スイーツ(笑)以外に返しようがないですね。