とりあえずタイトルで買った
個人的に「幻想探偵」という言葉のイメージに一番近いのは小林泰三「密室・殺人」の四里川陣とか、三津田信三「作者不詳」(新書版)の飛鳥信一郎じゃなかろうかと思うわけですが。
「フギン&ムニン」黒史郎
読みづらいのでスルー
「バグベア」飛鳥部勝則
主人公の脇役っぷりがなんともいえない掌編。
「九のつく歳」西澤保彦
登場人物のしゃべり方がむかついたのでスルー.
「証拠写真による呪いの掛け方と魔法の破り方」多岐亡羊
百合っぽかったのでスルー.一応シリーズらしい。ていうか、話的にこれが最終話くさいな。漫画化したら中古騒動で荒れそう。処女厨あたりが騒ぎ出すんじゃなかろうか。
「霊廟探偵」入江敦彦
北原尚彦が幻想のロンドンなのに対してこちらは現実のロンドンという感じ。探偵って名がついてる一番探偵からかけ離れた話
「煙童女―夢幻紳士 怪奇篇」高橋葉介
漫画なのでスルー
「ガラスの中から」久美沙織
「憧れの街、夢の都」篠田真由美
割と普通。どことなく月光のカルネヴァーレっぽくてよい
「輪廻りゆくもの」芦辺拓
謎解きはなかなか面白い(最近の漫画にはよく登場するタームだし)が、それだったらそもそも主人公は何でそれを忘れてたのっていう話に。単に形骸化してるってことなのか
「幻画の女」平山夢明
外国系の殺人鬼とかそんなのばっか書いてたのが一回りして日本のヤクザモノに戻ってきたらしい。これのどこに幻想探偵が登場するのかさっぱり分かりませんでした
「ひとつ目さうし」朝松健
これって****の「毒草師」でまんま使われてたやつだよね
「サイボーグ・アイ」柄刀一
SFとしてはロボット的な描写がありがちな気が。そしてやはり登場する熊谷。柄刀一の文章は荒削りの金属みたいで非常に読みにくいです.一遍だけだとそうは感じないけど、連作短編とかになると確実に投げ出す。
「出口」菊地秀行
未読