「足のない男」D.ワンドレイ

新編真クリトルリトル神話2巻 p65
例の、足を切られて植えられた男の話*
他のクトゥルー神話とは違ってホントに気味の悪さが先行する妙な作品
おそらく、中心に立つ何らかの建造物と、その廻りに植えられた人間たちというモチーフが、「シュナの旅」の生き物のような建造物を思い起こさせるためだろう。


読んだのは大分前のはずだが、どういうわけか「黒の碑」に収録されてるものと思い込んでいた


場所はアフリカ、博物館展示の品を集める目的でやってきた「私」は、かつて月霊山脈を越えようとして失敗した奇妙な男の話を聞く

やがて彼は円形の谷にたどり着いた。その中心にある赤色に光る建築物は、あるときは四角錐、あるときは四角柱、そしてあるときは球形といった様に、その形は漠として定まらない。
そして、その周りには奇妙な木が並んでいた