読了

ディクスン・カー「夜歩く」

夜歩く (ハヤカワ・ミステリ文庫 5-2)作者: ジョン・ディクスン・カー,文村潤出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1976/06メディア: 文庫この商品を含むブログ (4件) を見るこれはまあ、なんというか。 現代でも通用しそうな話ではある。推理小説的に。 でも、…

「死の相続」セオドア・ロスコー

死の相続 (ヴィンテージ・ミステリ・シリーズ)作者: セオドアロスコー,森英俊,Theodore Roscoe,横山啓明出版社/メーカー: 原書房発売日: 2006/10メディア: 単行本 クリック: 25回この商品を含むブログ (28件) を見る 結局、あの意味不明な登場人物一覧はなん…

タタツシンイチ「マーダー・アイアン 絶対鋼鉄」

マーダー・アイアン 絶対鋼鉄作者: タタツシンイチ出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2006/06メディア: 単行本 クリック: 13回この商品を含むブログ (6件) を見るまあ、正直第一印象は「不愉快」なんせ、本の大半が未だにバブルの成長を続ける日本に対する、…

「鬼哭街 鬼眼麗人」

鬼哭街 第2巻 何か読みにくい理由が良くわかった。 名も知らない武器や用語が何の説明もなくポンポン出てくるからだ。 恐らく、ゲームの段階じゃ何らかのイラストでそれらがわかる様になってたんだろうけど、 こっちにはそんな分かりやすいイラストは無い。 …

「Fate/zero Vol.2」

Fate/zero文庫版第2巻 ・イスカンダルがバーサーカーを戦車で轢く ・キャスターと龍之介絶好調 ・金ピカ野郎もやって来るが、バーサーカー相手に翻弄される ・キャスターがセイバーをジャンヌ・ダルクと勘違いして、セイバーに謁見。しかし、勘違いだと拒絶…

虚淵玄「Fate/Zero Vol.1」

「まどかマギカ」みたら、そろそろ本格的に虚淵玄のモノを読んでみようと言う気になったので。 それにしても意外とちゃんとした文章書いててビックリした。いやまあそうじゃなきゃこんなモノ書かないか。 「沙耶の唄」はやったことあるけど、ゲームじゃ文章…

「果断 隠蔽捜査2」

「隠蔽捜査」はあっさり読んでしまったのでついでにこっちも。 うーん。やっぱ活躍する場所が変わるといろいろ変わるもんですね 竜崎がちょっと人間臭くなったような気が 一国一城の主と言う言葉に現されるように どうにも「サムライ」的な感じで描かれてる…

H.P.ラヴクラフト「チャールズ・ウォードの奇妙な事件」

なんとか読みおわりました。 なんかtwitterの方でジョセフ・カーウィンbotが出来てるとのことなので、復習がてら読んでみたんですが、やっぱり難物でした。 短編ですら寝オチしてしまいそうな、何だか読みにくい文体のHPL 結論は在り来たりなのに、あえてま…

小林泰三「天体の回転について」

天体の回転について (ハヤカワ文庫 JA コ 3-3)作者: 小林泰三,KEI出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2010/09/10メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 174回この商品を含むブログ (43件) を見るまあ、買ってしまいましたと。ソフトカバー版持ってるのにね。でも…

小林泰三「人造救世主」

このオチはどっちかというと、異色作家短編集とかそこら辺の奇妙な味系の短編SFの類いなんではなかろうか。そこら辺に馴染みがない人は、ピンと来ないのかもしれないが。

北原尚彦「霧幻帝都」

うーん。なんというか。 ラノベって思ってたらホラーで、ホラーだと思ったらラノベだったみたいな。 何言ってるかわかんねーと思うが俺もどういう事なのか分かんなかった あんだけ人が消えたり怪異にあったり(なんせ家の中にいても怪異に合うわけで)しかも、…

小野不由美「屍鬼」5巻

えーいよいよクライマックス。というか、この巻でやっと人間側が吸血鬼を倒すために立ち上がるわけです。 まあ、この本の吸血鬼ってなにも超人的な力があるタイプのやつじゃないからなぁ。一度人間側が立ち上がってしまえば、そこからはなし崩し的に。昼間寝…

小野不由美「屍鬼(3)」文庫版

今巻は比較的薄いので割と早く読めました。でも次回以降は前巻と同じぐらいの厚さあるんだよね…… いきなり敏夫がこいつは吸血鬼の仕業だと言いだして、静信がビビる。敏夫が病理学的にいちいち説明していって、結局死ぬメカニズムは吸血されたのが原因と言う…

小野不由美「屍鬼(2)」文庫版

2でございます。確かに言われてるとおり2巻以降は1巻時よりも進むスピードは早くなってる。でも事態はそんな急展開ってワケじゃないのよね。 なんせ本論である吸血鬼の存在にまだ誰も気付かない。一巻分丸ごとどんどん人が死んでいくって展開なだけ。その上…

小野不由美「屍鬼(1)」文庫版

アニメ化してからどうにも興味が止まらなくなったので、意を決して読みはじめる事に。 漫画化した辺りでも一度読もうとしたのだがなんとも読みにくさに辟易して途中で抛りだしていたのである。 正直数行読んでもそこまで興味を掻きたてられる様な代物ではな…

フレドリック・ブラウン「殺人プロット」読了

ほう……。 なかなか軽妙と言うかテンポが良くどんどんストーリーが進んでいくので途中で飽きる事がない。ブラウン長編にしては出来がいい。 それにしてもブラウンの長編に出てくる男は飲んだくればっかだね。アメリカ人ってみんなこうなの?真っ昼間からバー…

フレドリック・ブラウン「まっ白な嘘」

フレドリック・ブラウンといえばどっちかというとSFの人という印象なのだが、 そんな人がミステリなんか書いても大して面白くないのでは?と思っていた ある意味ではそれは当たりではあるけどある意味ハズレでもある。 純粋な推理小説ものなら大して面白くは…

フレドリック・ブラウン『さあ、気ちがいになりなさい』

早川書房の異色作家短篇集はそれなりに惹かれるモノであるけど、値段が妙に高い(¥2,100)のと、ハードカバーのくせに幅が短い体裁なので非常に読み辛い。 それなら東京創元社の文庫本を買った方が手っとり早いし読みやすいし値段も安く住むんじゃないかと思…