「さては刀剣女子だなオメー」
- 作者: 萩原朔太郎,しきみ,最果タヒ
- 出版社/メーカー: リットーミュージック
- 発売日: 2016/11/25
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
夢野久作の瓶詰地獄で知った同シリーズ。全く知らない作者の本読んでみたらどう感じるのか?という点気になったので、取り敢えず入りやすそうなものを。
今回の絵師も刀剣乱舞のイラストレーター。そろそろ、刀剣乱舞関連だから買ってるのではと言われかねない気がしないでもないけどそんなことは生憎とない。
「さては刀剣女子だなオメー」
夢野久作の瓶詰地獄で知った同シリーズ。全く知らない作者の本読んでみたらどう感じるのか?という点気になったので、取り敢えず入りやすそうなものを。
今回の絵師も刀剣乱舞のイラストレーター。そろそろ、刀剣乱舞関連だから買ってるのではと言われかねない気がしないでもないけどそんなことは生憎とない。
メカ・サムライ・エンパイア (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)
内容はロボのパイロットたちが主役っぽいですね。主人公とその友達2人。
しかし、日独戦争が始まり、その内のドイツ系の友人とは敵同士になってしまう……らしい。ガンダムSEEDかな。
ドイツ系の奴が金髪碧眼らしいんでモロカガリなのではこれ?と思ってしまう。
人間、ポジティブな情報よりネガティブな感想の方に飛びつくよねって証明
多分、これが一番面白いと思います。
…ところで、超能力者系の話ってSFに入るんですかね……個人的にはファンタジー分野だと思うんですけど、一応SFらしい。
かつては早川から「破壊された男」というタイトルで出ていたけど絶版。だったのが最近また再販されたらしい
いいだろ別に、アニメから入っても
SFは変わった
初めてオモシロイと思ったSFでありますので
「攻殻機動隊 gits」の元ネタっぽい感じのする小説
「ニューロマンサー」と違って変に意味不明用語を多発するわけでもないし、日本語の文章が妙ちきりんなわけでもないのでサイバーパンクの入門にはぴったりかもしれない。
ラストは色々言われてそうだけど結構良い終わりだと思いますね。
MMORPGを元にしたラノベやゲームみたく「アバターがイケメンで現実でもイケメン」とか言う非現実的でバカバカしい設定してないですしね。
此処から先は多分趣味の部類
耽美なのは冒頭だけだぞ
なんとなく今思い返してみると、大地震での地球崩壊とか月とか、全身義体とか、脳をCPUとして使う設定とかいろいろ、冒険ファンタジー名作選とかで影響受けているのではという気がしないでもない
よく考えたら、育てた少年少女を工業利用するって「コンピュータ人間」っぽいなと思ってちょっと気分悪くなった。
文アル刀剣女子狙い撃ち
あの明治初期だか、昭和初期だかの怪奇系カストリ雑誌にでも載ってそうな絵柄はどこが発祥なんでしょうかね?映画ドグラ・マグラのDVDパッケージ?
まあ一番影響大きいのは角川文庫のでしょうね・・・
昨今のDMMゲーマー向けの一過性のブームだとしても、こういう方面のが出てくれるのはありがたい・・・。夢野久作は内容よくても、表紙の不気味さにドン引きして買わない層が絶対いると思うんですよね
イラストレータは刀剣乱舞のキャラ立ち絵の絵師。とはいえあれの絵師の名前あんま詳しくないので誰を担当してるのかは分からない。小烏丸あたり?
「文豪とアルケミスト」の方じゃないのか……(困惑)*1まあ……絵師のセレクト自体はかなりマッチしてるから全然OK。
関係はないですけど似たような感じの女子向け夢野久作短編集「ユメノモレスク」見てなんかガッカリしてたので、どうせ表紙だけ今風何だろとか思ってたがなかなかいい感じ。
「なんで、服破けて裸体になってしまったって書いてあるのに服着てんだよ?」みたいな突っ込みはしてはならない……(何故冒頭で2人とも学生服を着ているのか?みたいな突っ込みも)
こういう絵柄なら、「ドグラマグラ草稿」とか、「あやかしの鼓」でも行けそうな雰囲気してますよ。何故若干エロスなこの作品を選んだのか……
このイラストレータ白髪好きそうだから、この勢いに乗って白髪小僧の出たりしませんかね?分量的に無理か……長すぎる……
内容に関して言うと、この話こんなに読みづらかったのか……と言いたくなるくらい漢字に対して難解なルビが振ってある。ルビに対してやたら難解な漢字を使っていると言うべきか……。ここら辺も割と絵柄とあってる感しますね。
表紙とかイラストに十字架出過ぎじゃない?と思ったけど、聖書出てるし話自体がアダムとイブの話モチーフにしてるしでバリバリメンヘラ系中二に受けそうな内容してるわ。この話をセレクトしたのはそういう理由が……
頭おかしなるで
夢野久作の名作「白髪小僧」の続編の体をとった白髪小僧の二次創作作品。
当然作者は夢野久作とは別人。
そんなに内容には期待していなかったのだが、読んでみると思ったよりもおもしろい……。
目次から「白髪小僧」の目次を入れておいて「ここまでは白髪小僧でお読みください」といった念の入りよう。
白髪小僧をリフレインしているような内容で、本「白髪小僧」がここでも出てきて、青眼先生がミルメ姫に聞かせる話の内容として出てくる。しかもその本の内容が、我々の知っている「白髪小僧」と同じ………と思わせておいて微妙にちがう。そんな読者を混乱させる入れ子構造がさらに一つ上位階層にあるはずの白髪小僧の話を取り込んでいて、あたかもウロボロスの蛇のような様相を呈している。
さらには文体まで念入りに特徴を出していて、読者を幻惑させてくれる。まるで本当に白髪小僧の続編を読んでいるような……。でも本当の作者ならばコンナ話にはならないであろう……という思いがさらに戸惑いに拍車をかける。そんな恐ろしい話でゴザイます……
表紙見て、「これはSFオタクがまた騒ぎ出すな……」と思って手に取ったのだが、
さすがに早川書房からでてるだけあって、凡百のなろう系ライトノベルとは違って読みやすい。
おまけにアイドル目指してる主人公が、もう一人の登場人物の手によってグロテスクな異形の「アイドル」になってしまうあたりは、「ビアンカオーバースタディ」ぽくもある。
「表紙は流行りの萌えキャラなのに、本編ではそのキャラがグロテスクな姿に変わり果てている」という、「萌えオタ表紙釣り」の典型的な代物で、これなら最近の絵柄を嫌ってるSFオタクたちもニッコリな内容だな。
と思っていたのだが……
なんとこれ、ラブライブ!の二次創作として出したものを改稿したものらしい。つまり主人公の幼児体型ツインテール少女はにっこにっこにーのアレで、それに異常な愛情を注ぐ少女は西木野真姫らしい。(ヴェエとか特に言わないけど)
正気かおまえ。
なんとなく読んでるうちは文体含めてもろにSFらしさを全面に押し出してるせいか(でも古くささは感じない)、「銀河帝国の弘法も筆の誤り」みたいなパロディなのかと思ってたけど。まさか本家本元のファンだったとは…。
え……正気なん…?これをラブライブ!の二次創作として出してた?そんなジャンルだったっけあれ?
よく許されたな……。
内容として見れば、表紙の割に読みやすいふつうのSF。いや、文体からもう、SFっぽさが出まくりなので、ラブライブ同様、SFのパロディとして書いてるのかもしれない。神林からの評価低いのもそこら辺あるかもしれない。
なんかSF部分の解説部分が変にわかりにくくて、SF書くのになれていないように見えるから、SFのパロディっぽい印象受けるのかもしれない。
うん。ていうか、そうなると表紙は表題作の子ではないな。にこは黒髪ツインテールだしな。(どうでもいい)